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改善を、会社全体の力に変えていく。

2023.04.24

良い改善方法を一人が見つけても、その人だけが使っている状態では、会社全体の力にはなりません。

その人が担当すると仕事が早い。

その人だけはミスが少ない。

その人に聞けば分かる。

もちろん、個人が高い技術や経験を持つことは大切です。

しかし、できるだけ良い方法を周囲にも共有し、誰でも活用できる状態へ近づけていくことも重要です。

(株)アリスでは、日々の小さな改善を、できる範囲で仕事の仕組みへ残していくことを大切にしています。

例えば、ある人が確認しやすい方法を見つけたとします。

チェックする順番を変えることで見落としが減った。

図面の重要部分を事前に整理することで、加工前の確認が早くなった。

工具や測定器の置き場所を見直したことで、準備時間が短くなった。

こうした工夫が実際に有効であれば、その考え方を周囲にも伝えます。

大切なのは、「この人だからできた」で終わらせないことです。

なぜ良くなったのか。

どのような仕事で使えるのか。

別の担当者でも無理なく続けられるのか。

そこまで確認することで、個人の工夫を会社のノウハウへ変えていくことができます。

また、改善した方法を一度決めたら、それで完成というわけでもありません。

仕事の内容は変化します。

新しい設備や工具が入ることもあります。

取り扱う材料や製品が変われば、以前の方法が合わなくなることもあります。

そのため、現在のやり方を守ることだけではなく、「今もこの方法が一番良いのか」と時々見直すことも必要です。

改善とは、ルールを増やし続けることではありません。

仕事を分かりやすくする。

品質を安定させる。

判断しやすくする。

無駄な手戻りを減らす。

お客様へ、より良い状態で製品を届ける。

そうした目的のために、必要な部分を少しずつ整えていくことです。

そして、小さな改善が共有されると、一人の経験がほかの人の仕事にも活かされます。

誰かが気づいたことによって、別の人のミスを防げる。

一つの工夫が、複数の案件で使える。

昨日より良くなった方法を、明日から会社全体で使える。

こうして改善は、個人の工夫から組織の力へ変わっていきます。

(株)アリスでは、特別な改善活動だけで会社を良くするのではなく、日常の仕事の中で生まれた気づきを大切にしています。

小さく気づく。

一度試す。

良い結果が出たら共有する。

必要であれば仕組みに残す。

その地道な繰り返しによって、研究開発から生産現場までを支えるものづくりの品質を、少しずつ高めていきたいと考えています。

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