変えられるものに、力を使う
仕事をしていると、「どうして分かってもらえないのだろう」と感じることがあります。
考え方の違い。
価値観の違い。
仕事への向き合い方の違い。
どれだけ説明しても、すぐには伝わらないこともあります。
そんな経験を重ねる中で、(株)アリスが大切にするようになった考え方があります。
それは、「変えられるものに力を使う」ということです。
相手の考え方や価値観は、自分の思いどおりにはなりません。
無理に変えようとすれば、お互いに疲れ、仕事そのものが目的ではなくなってしまいます。
だから私たちは、まず自分自身へ目を向けます。
伝え方は適切だっただろうか。
相手の立場を理解しようとしていただろうか。
もっと良い方法はなかっただろうか。
そう考えることで、同じ出来事も学びへ変わっていきます。
もちろん、すべてを自分の責任だと抱え込む必要はありません。
価値観が違うこともあります。
考え方が合わないこともあります。
それは決して悪いことではありません。
人が違えば、常識も経験も違います。
だからこそ、大切なのは、相手を否定することではなく、違いを理解したうえで、自分がどう行動するかを選ぶことだと考えています。
研究開発から生産現場まで、多くの人が関わるものづくりでは、この姿勢が欠かせません。
意見が異なるからこそ、新しい発想が生まれることもあります。
思いどおりにならないからこそ、改善のきっかけが見つかることもあります。
私たちは、起きた出来事を「良い」「悪い」で終わらせません。
なぜそうなったのか。
自分には何ができたのか。
次はどうすれば、より良い結果につながるのか。
そう問い続けることで、一つひとつの経験が会社の知恵になり、人としての成長にもつながっていきます。
長く仕事を続けるためには、自分自身を守ることも大切です。
無理を重ねて心をすり減らすのではなく、冷静に距離を取り、エネルギーを本当に大切な仕事へ使う。
それもまた、責任ある判断だと私たちは考えています。
(株)アリスは、人を変える会社ではありません。
自分自身を磨き続ける会社です。
変えられるものに誠実に向き合い、小さな改善を積み重ねながら、お客様と仲間、そして未来のものづくりへ貢献し続けてまいります。