常に「あるべき姿」に戻す
(株)アリスでは、開発ものづくりの原点を「お客様に役立つ状態にあること」だと考えています。
そのため、日々の仕事の中でも常にその原点に立ち返り、今の状態が本来あるべき姿から離れていないかを意識するようにしています。
ものづくりの力は、工場や現場の状態に表れる場面が多くあります。整理整頓が行き届いているか、道具が決まった場所に戻されているか、必要なものがすぐに使える状態になっているか。こうした基本的な状態の積み重ねが、結果として仕事の精度や安定性に影響していきます。
逆に、切粉が残ったままになっている、工具の置き場所が曖昧になっている、動線に無駄が生まれているといった状態は、そのまま判断や作業の迷いにつながることがあります。現場は正直で、整っているかどうかがそのまま反映されます。
(株)アリスでは、5Sの考え方も単なるルールとしてではなく、「常に理想の状態に戻し続ける仕組み」として捉えています。使ったものを元に戻す、汚れをそのままにしない、誰が見てもわかる状態にしておく。その一つひとつは小さな行動ですが、積み重なることで仕事全体の精度が変わっていきます。
改善も同じように、大きな変化を一度に起こすというより、気づいたところから少しずつ整えていくことを大切にしています。このほうが良いのではないかと思うことを試し、うまくいけば定着させていく。その繰り返しが日常の質を上げていきます。
特別なことではなく、当たり前の状態を当たり前のまま維持し続けること。その積み重ねが、結果として技術の安定や判断の精度につながっていきます。
(株)アリスでは、常に「あるべき姿」に戻すことを意識しながら、開発ものづくりの質を少しずつ高めていきたいと考えています。
私はこう思います。進化とは新しいことを足すことではなく、本来あるべき状態に何度でも戻り続ける力のことだと考えています。