自由は責任を伴う(前編)
私は昔から、細かいルールや過度な束縛が少し苦手でした。
もちろん、意味のあるルールや礼儀、マナー、仕事を進めるために必要な決めごとは大切だと思っています。
ですが、形だけの会議や、社内向けのパフォーマンスのような仕事には、あまり馴染めませんでした。
会社員時代には、
「長い物には巻かれろ」
「営業は社内営業が大事だ」
と先輩方から言われる事もありました。(笑)
ですが私は、お客様との信頼関係を深め、結果として売上や利益をつくる事が営業の本来の役割だと考えていました。
だからこそ、現場を見て、お客様の課題を理解して、自分なりに真剣に営業活動に取り組んできました。
その考え方が、時には「わがまま」と受け取られる事もありました。
組織の中で孤立する事も少なくありませんでした。
ですが、結果として営業計画以上の成果を出し続ける事ができ、少しずつ自由に仕事をさせてもらえるようになりました。
何も細かく指示されない。
行動も任される。
権限も増えていく。
今振り返ると、「組織人として大丈夫だったのか」と思うくらい自由だったかもしれません。(笑)
ですが、自由になるほど、逆に責任の重さを強く感じるようになりました。
何を提案するのか。
どこへ営業するのか。
どんな分野に挑戦するのか。
どうフォローしていくのか。
すべて自分で判断し、自分で責任を持つ必要があります。
自由とは、好き勝手にできる事ではなく、「自分で決断する責任を持つ事」なのだと思います。
(株)アリスでも、研究開発から生産現場まで幅広いものづくりに関わっていますが、最終的には「自分たちで判断する力」がとても重要だと感じています。
自由な発想や挑戦には、必ず責任が伴う。
だからこそ、人も会社も成長できるのかもしれません。