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高温・高荷重環境に挑む ― PAI(ジュラトロン)切削加工の実際

2024.09.04

(株)アリスでは、耐熱・高強度が要求される部品に対して、PAI(ポリアミドイミド/ジュラトロン)の切削加工を行っています。PAIは、連続使用温度275℃(TORLON®)という高い耐熱性能を持ち、高温かつ高荷重下でも機械的強度を維持できるスーパーエンジニアリングプラスチックです。さらに耐摩擦性・耐摩耗性にも優れ、摺動部や絶縁性が求められる部位で採用されています。

用途としては、半導体製造装置内部の高温部品、真空環境下で使用される絶縁パーツ、コンプレッサーなどの産業機器部品などが挙げられます。金属では重量や絶縁性の問題があり、一般的なエンプラでは耐熱が不足する――そうした領域でPAIは選択肢となります。

一方で、加工難易度は決して低くありません。材料硬度が高く、切削抵抗も大きいため、工具摩耗が早く進行します。また、熱のこもりやすさやバリ発生への配慮も不可欠です。寸法精度を維持しながら歪みを抑えるためには、切削条件の最適化、工具選定、加工順序の工夫が重要となります。

(株)アリスでは、単に「加工する」のではなく、使用環境を前提にした設計視点での加工提案を行っています。例えば、摺動用途であれば面粗度管理やエッジ処理まで踏み込み、組付け部品であれば熱膨張を見越した公差設計の確認も行います。開発試作段階では、評価条件を共有いただくことで、実使用を想定した加工方法を選定します。

単品の評価用試作から、数十~数百個規模の量産試作まで対応可能です。高温環境で信頼性が問われる樹脂部品において、材料特性を理解したうえで加工できるかどうかが、最終品質を左右します。

PAI(ジュラトロン)の加工をご検討の際は、材料特性と現場条件を踏まえた開発ものづくりを行う(株)アリスにご相談ください。

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