高温・高荷重環境でも安心 ― PAI(ジュラトロン)切削加工の実際
2024.09.16
(株)アリスでは、耐熱・高強度が求められる部品向けに、PAI(ポリアミドイミド/ジュラトロン)の切削加工を手がけています。PAIは連続使用温度275℃(TORLON®)という優れた耐熱性能を有し、高温かつ高荷重環境でも機械的強度を保持できるスーパーエンジニアリングプラスチックです。さらに耐摩擦性・耐摩耗性にも優れており、摺動部品や絶縁部材などで幅広く利用されています。
用途例としては、半導体製造装置内部の高温部品、真空環境下で使用される絶縁パーツ、コンプレッサーなどの産業機器部品などがあります。金属では重量や絶縁性に課題があり、一般的なエンプラでは耐熱が不足する環境でも、PAIは優れた選択肢となります。
しかし、PAIの加工は容易ではありません。材料硬度が高く切削抵抗も大きいため、工具摩耗が早く進行し、熱のこもりやバリ発生にも注意が必要です。寸法精度を確保しつつ歪みを抑えるには、切削条件の最適化、工具選定、加工順序の工夫が不可欠です。
(株)アリスでは、単に加工するだけでなく、使用環境を前提とした設計視点からの加工提案を行っています。摺動部では面粗度やエッジ処理を意識し、組付け部品では熱膨張を見越した公差設計を確認します。開発試作段階では、評価条件を共有いただくことで、実使用を想定した最適な加工方法を選定可能です。
単品の試作から数十~数百個規模の量産試作まで対応しています。高温環境下での信頼性が問われる樹脂部品の加工は、材料特性と現場条件を理解した技術が最終品質を左右します。
PAI(ジュラトロン)の加工をご検討の際は、(株)アリスまでお気軽にご相談ください。
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