開発試作でプロトタイプを製作する理由
2022.10.11
開発現場の試作でプロトタイプを製作する最大の理由。
それは、これまで世の中になかった、未知のものづくりを実現するためです。
一般的な「試作」は、すでにある程度の知見や前例をもとに、仕様を確認
するために製作されるケースが多くあります。
一方で、開発試作・原理試作・先行開発の分野はそれとは異なります。
設計通りにいくかどうかも分からない、「やってみなければ分からない」
要素を多く含んだ試作です。
試作・量産試作との違い
■ 試作
- 仕様や構造を確認するための製作
- ある程度の前提条件や知見が存在する
■ 開発試作(原理試作・先行開発)
- 前例のない構造や考え方への挑戦
- 不確定要素が多く、トライ&エラーが前提
- 試作そのものが「開発行為」
■ 量産試作
- 試作で確定した仕様を量産化するための検証
- 製造工程・検査工程・組立工程の確認
- 安定した量産体制を築くためのテスト
量産試作では、実際の量産条件に近い形でサンプルを製作し、
品質・再現性・作業性を徹底的に検証します。
開発試作は難易度が高い
開発試作は、
- 図面通りに加工できるか
- 材料選定は正しいか
- 組み上がるのか、機能するのか
といった点が、事前には完全に見えません。
不確定要素が多く、対応力と経験が問われる分野です。
だからこそ、開発試作は「できる会社」と「できない会社」の差が
はっきり出ます。
開発試作アリスのものづくり
(株)アリスでは、開発試作 → 試作 → 量産試作 → 量産までを見据えた
一貫した開発ものづくりを行っています。
中でも、最も難易度の高い「開発試作」こそが、アリスの強みです。
これまで、
- 大手メーカー様の研究開発・先行開発案件
- 高度な技術検証が必要な開発試作
を数多く手がけてきました。
近年では、ベンチャー企業様からの「こんなものを創ってみたい」という
構想段階からのご相談も増えています。
研究開発から量産まで、お気軽にご相談ください
研究開発、開発試作、試作、量産試作、量産部品・加工治具まで。
未知に挑戦するものづくりをお考えの際は、ぜひ(株)アリスにお声がけください。
新着記事
人気記事
カテゴリー
アーカイブ
タグ
執筆者一覧