量産部品の追加工には「治具」と「経験」が不可欠
2022.11.22
既存の量産部品を追加工する際に最も重要になるのが、加工用治具の存在です。
射出成形部品には、反りや歪み、ヒケ、膨張収縮などが必ず存在し、図面通りの
寸法になっていないケースが多くあります。
そのまま固定して加工すれば、精度不良や破損につながります。
(株)アリスでは、実際の部品を一つひとつ確認しながら、必要な寸法はしっかり
押さえ、誤差が出る部分には自由度を持たせた治具設計を行っています。
射出成形品だけでなく、ダイカスト部品や押出成形部品の追加工・改造にも対応
してきた実績があり、量産部品特有の「個体差」を前提とした加工ノウハウを
蓄積しています。
新規部品をゼロから製作すること自体は、設備やデータが揃えば比較的誰でも行えます。
しかし、すでに完成している量産部品を壊さず、精度よく追加工するには、加工技術だけ
でなく、観察力や洞察力、そして経験に裏打ちされた判断力が必要です。
ここにこそ、追加工・改造の難しさと価値があります。
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