ポリカーボネート(PC)切削加工における「透明化」の難しさ
2022.11.18
ポリカーボネート(PC)は、高い耐衝撃性と透明性を併せ持つ優れた
樹脂素材であり、光学部品やセンサー部品、カバー用途など、幅広い分野で
使用されています。
しかし一方で、切削加工後に高い透明度を維持することが非常に難しい
素材でもあります。
プラスチック樹脂は金属に比べて熱による膨張・収縮が大きく、加工時に
発生する熱の影響を強く受けます。
加工条件を誤ると、寸法精度の低下だけでなく、表面が溶けて白化したり、
クラックが発生したり、硬化してしまうことがあります。
そのため、ポリカーボネート(PC)の切削加工では、熱を抑えながら、
鋭利な刃物で滑らかな切削面を作ることが不可欠です。
特に、光学系レンズやセンサー用の導波路など、精密な形状と高い透明度が
求められる部品では、単に「削れている」だけでは使用できません。
可視化用途であれば問題がなくても、光学特性や機能性が求められる分野では、
職人が丁寧に仕上げたような切削品質が必要となります。
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