(株)アリスの機械加工による「科学された美しさ」
美しさを科学する。
(株)アリスが追求する「機械加工の美学」とは!?
曲率解析 × 切削理論でつくる「研磨レスの透明感」

上の画像は切削加工後の磨きはせずに透明化処理したポリカーボネート
(PC)の切削加工サンプルです。
遊技機でよくある形状をちりばめた(株)アリスのオリジナルサンプルです。

(株)アリスの切削加工は、繊細に削るため、寸法精度だけでなく
仕上がりの見た目も美しい。

私たちが考える「きれいに仕上げる」という言葉は、
光沢の有無や傷の少なさといった表層の評価だけでは
ありません。
それは、素材に、
加工負荷を出来る限り与えないように削られているか!?
という本質的な切削加工品質を指しています。

板材や丸棒を削るという事は、素材を傷つけ痛めていることになります。
切削加工では、工具の刃先、摩耗、送り速度、切り込み量、そして
冷却条件など、最適にわずかな条件が違うだけで素材の痛み方が
違ってきます。
表面が美しく削れても、刃物や素材に無理強いした切削加工を行って
しまうと、内部に想定以上の熱を持たせてしまう事になります。

その刃物による摩擦熱が、素材を劣化させ、内部に大きな応力を発生
させてしまって、機械から取り外した時に大きなソリやヒズミになって
しまいます。
また素材に高温を持たせてしまうと、粒子が膨張して緩んでしまいます。
加工が終わって温度が室温まで下がっていく時に粒子が収縮しながら
締まっていきます。
その時に内部応力が蓄積されるのですが、粒子が収縮する時に破断や
クラック(割れ)が起こる事があります。
細くて長い刃物はビビッてしまってシャンクすると表現される、加工
しているワークを叩いてしまって、傷をつけたり、刃物跡が深く
残ったりします。
それが当たり前だと考える人はプロとして失格です。
出来る限りシャンクしないように加工条件を設定出来るかを試行
錯誤して最適を模索していくのがプロのエンジニアです。

刃物や加工ワークに無理な力を与えない。
素材ど刃物ごとに最適な加工条件を指示してCNC工作機械で削っていく。
その技術レベルが品質に直結します。

スムーズでシンプル、ムリムダムラのない加工条件を常に見つけ出す。
その結果、外観部だけではなく内部にも痛みや傷を発生させない
美しい機械加工、
偶然ではない経験を数値化して、最適解を考え抜いた思考力で 設計
されたツールパスが生む再現性が納品後も高品質であり続ける製品
となります。

同じデータ・同じ機械を使っても、ツールパス設計・工具選定・加工条件
の整合性が整っていなければ、素材や形に合わせた加工をすることは
不可能です。

(株)アリスでは、丁寧な機械加工で、透明部品でも研磨レスで
レンズカット部などを製作して、光をきれいに通す表面を実現して
います。