ただ磨けば透明になるPMMA(アクリル)、表面処理の技術で差が出るPC(ポリカーボネート)
2021.11.10
透明度を決めるのは素材固有の光線透過率と、加工後の表面粗度です。
アクリル(PMMA)は硬さがあるため、磨けば磨くだけ、面粗度を
細かくでき、誰が磨いても一定の透明度になっていきます。
しかし同時に、透明度を高めるために磨けば磨くだけ、形状がダレて
しまいます。
その弱点があるので、海外製の磨き部品は透明なのに形状が丸く崩れて
デザイン設計の評価に使えない。
そんな事例も珍しくありません。

透明度だけが高くても、寸法精度がクリアできなければ、部品
としては使えないNG品です。
(株)アリスが何より大切にするのは、この透明 × 精度の両立です。

特にポリカーボネート(PC)は素材の性質上、切削加工後は白く曇ります。
丁寧に磨いてもアクリルのようには簡単に行きません。

(株)アリスは、アクリル(PMMA)でも高精度に磨いて高い透明度に仕上げ
る事が得意ですが、ポリカーボネート(PC)特有のクセをテストを繰り返す
事でデータを収集、アクリル(PMMA)とは異なる、ポリカーボネート(PC)
専用の美しく仕上げる透明化処理技術の向上に力を注いで来ました。

● 切削条件の最適化
● 面粗度を極限まで整える加工プロセス
● ポリカーボネート(PC)特有の白濁を消す高透明化仕上げ

ポリカーボネート(PC)の機械加工部品でもここまで透明にできる。
その証拠を、私たちは日々の製作で示しています。

ポリカーボネート(PC)で製作する透明備品や試作サンプル。
レンズやカバー、ライティング部品や可視化部品などの製作で
お困りの場合は、一度、(株)アリスにお声かけ下さい。
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