ポリカーボネート(PC)の薄肉切削加工
2024.06.21
車載ナビゲーション用のフレーム部品。
サイズは、幅290mm × 高さ170mm。
年々デザインは薄型化が進み、
全体の板厚はわずか2mm。
さらに一部には 0.2mm という極薄部分が存在します。
正直なところ、
「切削加工で本当に成立するのか?」
まずは、その検証から始まりました。
そこで行ったのが、試作のための試作です。(笑)
乳半色の部品がテスト品、
白色の部品が実際の試作品。
※撮影許可をいただいたものです。
0.2mm部分では、
本来は硬質であるポリカーボネート(PC)が
まるでゴムのような挙動を見せました。
薄肉加工特有の現象で、
工具条件・切削順・保持方法の影響が如実に表れます。
必要数量は30枚。
試作金型も検討しましたが、
納期とコストのバランスを考慮し、
NCマシニングによる切削加工を選択。
加工条件を詰め、
反り・割れ・変形を抑えながら
安定した品質での製作を実現しました。
カーナビもスマートフォンのように進化する時代。
携帯端末の機能進化とともに、
部品加工に求められる精度と難易度も、確実に上がっています。
薄く、軽く、それでも壊れない。
ポリカーボネート(PC)の特性を理解した加工が、
こうした開発試作を支えています。
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