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アクリル(PMMA)切削部品の曇りを透明に戻す表面処理方法

2026.02.28

(株)アリスでは、アクリル(PMMA)切削部品において発生する白化や曇りに対し、表面処理による透明性回復に対応しています。アクリルは素材自体の透明性は高い一方で、表面状態の影響を受けやすく、わずかな加工痕や微細な傷でも光の散乱が発生し、白濁や曇りとして透明度が低下します。

白化や曇りの主な要因は、切削時に発生する微細な工具痕と局所的な発熱です。特にエッジ部や平面の仕上げ面では、送り条件や工具摩耗の影響により表面粗さが不均一になりやすく、透明性に直結します。また、切削熱が過剰になると表面がわずかに溶けて再固化し、光の透過を阻害する状態になります。

透明度が求められる部品では、仕上げ面の粗さ管理が前提となります。切削後の状態では微細な凹凸が残るため、このままでは十分な透明性は得られません。

(株)アリスでは、表面処理は段階的に行います。初期工程では研磨により加工痕を除去し、除去量を抑えながら面全体を均一化します。次にバフ処理により微細な凹凸を整え、光の透過性を確保します。この工程では当て方と圧力管理が重要であり、局所的な負荷は歪みやムラの原因となるため排除します。

アクリル(PMMA)の透明性は表面状態で決まるため、表面処理の精度がそのまま品質に直結します。なお、溶剤処理は外観調整としての補助的な位置付けであり、研磨以上の透明度を得る手段ではありません。

(株)アリスでは、切削段階で表面状態を整えた上で、研磨とバフによる段階的処理を行い、寸法を維持しながら透明性を回復させます。現時点では、この加工と表面処理を組み合わせた対応を基本としています。

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