大学・研究機関向け実験装置用エネルギー関連研究を支える高耐熱樹脂
PPS(GF40)切削加工
(株)アリスは、大学・公的研究機関・企業研究所における
エネルギー関連分野の実験装置・評価装置向け部品を中心に、
試作加工・少量製作を行っています。
エネルギー分野の研究では、
モーター、発電・蓄電装置、電力変換機器、熱エネルギー評価、
電磁・絶縁特性試験など、
高温・高負荷・長時間運転を前提とした実験が多く、
使用される部品にも高い信頼性が求められます。
当社では切削加工をコア技術とし、
研究用途に適した高耐熱・高剛性樹脂の加工検証を継続的に行っています。
樹脂材料メーカーや材料商社から提供される新素材サンプルを用い、
切削条件や工具摩耗、加工精度の確認を重ねることで、
研究現場で安心して使える部品づくりを行っています。
近年、エネルギー関連の実験装置で特にご相談が増えている材料が、
PPS(GF40)ポリフェニレンスルファイド・ガラス繊維40%強化です。
PPS(GF40)は、樹脂材料の中でも剛性が非常に高く、
常用耐熱温度は約220~240℃と、
加熱試験や連続運転を伴う実験環境でも安定した性能を維持します。
また、耐薬品性にも優れ、有機溶剤や各種試験薬品に侵されにくいため、
長期評価試験にも適した材料です。
電気絶縁性にも優れていることから、モーター試験装置、インバータ
評価装置、電磁特性測定治具、絶縁評価部品など、エネルギー関連研究で
幅広く使用されています。
一方で、ガラス繊維を40%含有するPPS(GF40)は、非常に硬く、切削
加工が難しい材料です。
(株)アリスでは、材料特性を踏まえた工具選定と加工条件により、
実験データの再現性や信頼性を損なわない精度を重視した加工を
行っています。
単品試作や少量製作、条件変更を前提とした部品製作、
「まずは評価用に1点だけ製作したい」といった研究現場特有のご要望にも、
柔軟に対応しています。
エネルギー関連分野における大学・研究機関向け実験装置用部品の切削加工は、
研究開発の現場に寄り添う(株)アリスにぜひご相談ください。