リバースエンジニアリングでバイクのカスタム部品を創る
2022.06.15
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2022/09/20220908_155123.jpg)
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2022/09/305230160_1553949025063122_1793936168545532082_n.jpg)
画像赤丸の透明部品がエンジンカバーのプロトタイプ試作品です。
勘合確認がしやすいようにポリカーボネートの透明で製作した
機能試作モデルとなります。
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2022/09/305483525_1553952885062736_6442612314445403301_n.jpg)
可視化モデルで内部の機構が見れて楽しい。
エンジンを始動するとギアが回転します。
実機に取り付けて機能テストできるのが透明試作サンプルの利点です。
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2022/09/20220908_155205.jpg)
でも透明だから外観デザインがよく分かりません。
せっかくのロゴも本番のアルミで製作したらどう見えるのか?
まったく分からない。
そこで次は不透過のプラスチック素材で製作します。
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2022/09/20220908_154219.jpg)
今は塗装屋さんに丸投げして大失敗。
まったく似合わないエンジメタリックになっています。
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2022/09/20220908_155218.jpg)
リバースエンジニアリングして現物から3Dスキャンして3Dデジタル
データを作成。
デザインや内外部の形状をダイカスト向きから切削加工向きに変更。
ロゴマークを意匠面に追加しました。
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2022/09/20220908_155256.jpg)
今のロゴマークを凸ですが、凹でも製作してどちらか目立つ方にします。
試作で形が決まったら、アルミA7075で部品を削り出します。
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2022/09/20220908_154335.jpg)
A7075は、超々ジュラルミンと呼ばれるアルミでは、トップクラスの強度を
誇る材料です。
硬い材料をCNCと呼ばれるコンピューター数値制御のマシニングセンタで
削り出し。
実際に装着する部品を製作します。
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2022/09/20220908_125611.jpg)
その後はアルミ部品の表面処理を、左下のエンジンガードみたいに
青アルマイトで染色します。
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2022/09/20220908_155114.jpg)
完全なワンオフのオリジナル部品。
どう仕上がるのか?
プロの技術をご期待下さい。
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