はすば歯車のホブ盤加工の動画です。
2023.05.15
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2023/08/20230823_105959.jpg)
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2023/08/20230823_105912-.jpg)
図面データがない「はすば歯車」を現物から同形状の 形で新しく製作しています。
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2023/08/20230823_10492.jpg)
「はずば歯車」は、「ヘリカルギア」という呼び名の 方が有名かもしれません。
軸に対して歯がねじれている歯車の事です。
動力伝達用パーツとして「はすば歯車」が多く使われています。
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2023/08/2023082_104917.jpg)
その理由は、一般的な平歯車とは違って歯が少しずつ 噛み合っていくため、
平歯車と比較して音や振動面で有利だからです。
ただし、平歯車に比べると構造的に複雑になります。
歯車は現物から形状や意図を読み取って復元するリバースエンジニアリングが
難しい。
3Dスキャンではデジタル化出来ません。
そこでマタギ歯厚や各部サイズ、歯数などを現物から計測していきます。
その数値で現物に噛み合う相手側のギアを製作します。
勘合部品のギアも当然斜めになりますのでホブ盤という機械で斜めの歯を
削っていきます。
その動画となります。
完成後は現物と製作した相手物に軸を通して嚙み合わせてみます。
上に上がっていく場合は角度が違います。
きちっと歯車が噛み合うまで、その工程を繰り返して歯の角度を探していきます。
真っすぐな歯の平歯車とは違って斜めに歯の「はずば歯車」 は、斜めになって
いる角度を見つけるのに時間が掛かります。
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2023/06/FB_IMG_1686863614442.jpg)
精密部品レベルの高精度で独自の角度になっている場合は対応出来ない
場合もあります。
そういった特殊な歯車は製作出来ません。
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2023/06/FB_IMG_1687207235287.jpg)
最近は、複数のお客様から、いろいろなカードを読み取る
カードリーダーの「はずば歯車」の現物からの部品製作が
多くなっています。
![](https://arice-world0917.jp/cms/wp-content/uploads/2022/11/20221031_175118.jpg)
様々な歯車を単品から数千個まで製作して来ました。
お気軽にお声掛け下さい。
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