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ChatGPTソラ先生と学ぶ!初心者のためのAI入門講座【第93回】ChatGPTで新規事業の可能性を検討する方法|顧客ニーズ・競合・費用・収益性を整理して、アイデアを実現できる事業へ育てよう

2026.06.23

こんにちは!ソラ先生です。

皆さんは、仕事の中で「このアイデアを新しい事業にできないだろうか?」と考えたことはありませんか?

お客様から、これまで対応していなかった相談を受けた。

自社の技術を、別の業界でも活用できるかもしれない。

新しいサービスを提供すれば、お客様の困りごとを解決できそうだ。

今まで外部へ依頼していた仕事を、自社の新しい事業として展開できないだろうか。

こうした発想が、新規事業を考えるきっかけになります。

しかし、よいアイデアがあることと、事業として継続できることは同じではありません。

お客様が本当に必要としているのでしょうか。

競合する会社やサービスはあるのでしょうか。

必要な人材や設備は確保できるのでしょうか。

売上が生まれても、十分な利益を確保できるのでしょうか。

前回の第92回では、ChatGPTを使って新しいサービスのアイデアを考える方法を学びました。

今回は、そのアイデアをさらに発展させ、ChatGPTを使って新規事業の実現可能性を調べ、事業として成立するための条件を整理する方法を学んでいきましょう。


1.新しいサービスと新規事業は何が違うの?

新しいサービスと新規事業は、似ている言葉ですが、考える範囲が異なります。

例えば、製造業で「図面が完成する前の技術相談」というサービスを始める場合を考えてみましょう。

既存のお客様への対応の一環として行うのであれば、現在の事業に新しいサービスを追加する形かもしれません。

一方、その技術相談を独立した収益活動として継続し、専門の担当者を配置して事業を広げるなら、新規事業として検討することになります。

ただし、両者の境界は明確に決まっているわけではありません。

大切なのは、事業として考える場合には、サービスの内容だけでなく、収益や費用、運営体制、継続性なども検討する必要があるということです。

新規事業では「お客様に役立つか」と「継続して提供できるか」の両方を考えることが重要です。

ChatGPTは、こうした複数の視点を整理する手助けができます。

2.まずは事業のアイデアを具体的にしよう

新規事業を考えるとき、最初から売上計画を作る必要はありません。

まずは、どのようなお客様に、何を提供するのかを整理してみましょう。

実践① 事業アイデアを整理する

ChatGPTへの入力例

「私は樹脂部品の機械加工や試作品製作を行う製造業で仕事をしています。

新しい事業として、製品開発の初期段階から技術相談を受け、必要に応じて試作品の製作まで支援するサービスを検討しています。

この事業アイデアについて、想定するお客様、解決したい課題、提供するサービス、必要な技術や人材、収益につながる可能性を整理してください。

現在は構想段階なので、需要や収益性を確認済みとして扱わないでください。」

ChatGPTの回答例

事業案:製品開発・試作支援サービス

想定するお客様

新しい製品の開発を進めている企業や、試作品の製作方法について相談したい開発担当者。

解決したい課題

設計の初期段階で、材料や加工方法、製作可能性について確認する必要があること。

提供するサービスの候補

  • 製作前の技術相談
  • 材料や加工方法の検討支援
  • 試作品の製作
  • 関連する工程の調整

必要な条件

相談に対応できる技術者、試作設備、協力会社との連携、費用や責任範囲の整理。

収益方法の候補

技術相談に対する料金、試作品製作費用、継続的な開発支援契約など。

このように整理すると、漠然としたアイデアが、具体的な事業案へ近づいていきます。

ただし、ChatGPTが挙げた収益方法が、実際に成立するとは限りません。

お客様の需要や費用負担への考え方を確認する必要があります。

3.本当にお客様の需要があるのか調べよう

新規事業で重要なのが、顧客ニーズの確認です。

例えば、技術相談サービスを考えた場合です。

開発担当者は本当に困っているのでしょうか。

現在はどのような方法で問題を解決しているのでしょうか。

相談先が見つからず困っているのでしょうか。

それとも、すでに十分な相談先があるのでしょうか。

こうしたことを確認する必要があります。

実践② 顧客ニーズを調べる質問を作る

ChatGPTへの入力例

「製品開発の初期段階から技術相談を受ける新規事業について、顧客ニーズを調査したいです。

想定するお客様は、製品開発を行っている企業の担当者です。

実際にどのような課題を抱えているのか、現在どのように解決しているのか、外部サービスを利用する条件は何かを確認したいです。

お客様へのヒアリング質問を10個考えてください。

事業案を売り込む質問ではなく、お客様の実情を理解する質問にしてください。」

ChatGPTの回答例

顧客ニーズを確認する質問

1.新製品の開発中、製作方法について困ることはありますか?

2.材料の選定で迷うことはありますか?

3.設計段階で加工会社へ相談することはありますか?

4.現在は、どのような会社や担当者へ相談していますか?

5.相談先を選ぶ際、何を重視していますか?

6.技術相談に必要な情報は、どのようなものですか?

7.外部へ相談する際、課題になることはありますか?

8.相談から試作品の製作まで、一貫して依頼したい場合はありますか?

9.技術相談の費用について、どのように考えていますか?

10.現在の相談方法について、改善してほしいことはありますか?

このような質問を使えば、お客様が実際に困っていることを確認できます。

ただし、回答した人が数人だけの場合、その結果が市場全体を代表しているとは限りません。

また、「あれば便利」という意見と、実際に費用を払って利用する意向は異なる場合があります。

新規事業では、興味を持ってもらえるかだけでなく、実際に利用される条件を確かめることが大切です。

4.市場の規模と対象となるお客様を考えよう

お客様の需要を調べるときには、どのくらいの市場があるのかを考えることも重要です。

例えば、製品開発を行う企業すべてが、新しい技術相談サービスの顧客になるわけではありません。

自社の技術で対応できる製品分野。

相談が必要になる開発段階。

対象となる材料や加工方法。

対応可能な地域や業界。

こうした条件によって、実際に対象となるお客様は変わります。

ChatGPTには、次のように相談できます。

ChatGPTへの入力例

「製品開発・試作支援サービスについて、市場規模を検討するための調査項目を整理してください。

対象業界、顧客企業の特徴、開発案件の発生頻度、技術相談の需要、対応できる地域や技術分野などを考慮してください。

実際の市場規模を示す統計資料はまだありません。

根拠のない市場規模や売上予測を作成しないでください。」

ChatGPTは、市場調査で確認すべき項目を整理できます。

また、ウェブ検索が利用できる環境では、公的統計や業界団体の資料、企業の公開情報などを調べることもできます。

ただし、資料の発行時期や調査対象、数字の定義を確認する必要があります。

例えば、「製造業全体の市場規模」が分かっても、その数字をそのまま自社の技術相談サービスの市場規模として扱うことはできません。

市場規模を考える際には、実際に対象となる顧客を絞り込むことが重要です。

5.競合するサービスを調べてみよう

新規事業を始めるとき、同じようなサービスを提供している会社があるかどうかも確認する必要があります。

例えば、技術相談や試作支援を行う企業がすでに存在する場合です。

その会社は、どのような分野に対応しているのでしょうか。

技術相談だけを行っているのでしょうか。

試作品の製作まで対応しているのでしょうか。

料金や対応範囲は、どのようになっているのでしょうか。

こうした情報を調べることで、自分たちが考えている事業の特徴を整理できます。

実践③ 競合調査の項目を考える

ChatGPTへの入力例

「新規事業として検討している製品開発・試作支援サービスについて、競合調査の項目を作成してください。

比較する項目は、対象顧客、技術分野、相談内容、対応範囲、料金、納期、強みとしてください。

調査結果を記録できる表形式にしてください。

実在する企業の情報は、公式サイトなどで確認した内容だけを記録する前提にしてください。」

ChatGPTの回答例

調査項目確認する内容
対象顧客どのような企業を対象にしているか
技術分野対応する材料・加工方法
相談内容どの段階から相談できるか
対応範囲技術相談・試作・追加工程
料金料金体系や見積方法
納期対応期間に関する案内
特徴公開されているサービスの強み

ここで重要なのは、競合する会社が存在することを、必ずしも悪いことだと考えないことです。

すでに同じようなサービスがあるということは、一定の需要が存在する可能性を示している場合もあります。

ただし、競合が存在するだけで需要の大きさや収益性を判断することはできません。

また、競合との差別化を考えるときも、単に価格を下げればよいとは限りません。

自分たちが提供できる価値や、対応できる仕事の内容を正確に把握することが大切です。

6.新規事業に必要な費用を整理しよう

新規事業を考えるとき、売上だけでなく費用についても考える必要があります。

例えば、技術相談サービスなら、専用設備を新しく購入しなくても始められるかもしれません。

しかし、相談に対応する技術者の時間は必要です。

資料を確認する時間。

加工方法を検討する時間。

お客様と打ち合わせする時間。

必要に応じて、外部の専門家へ相談する費用も発生するかもしれません。

こうした費用を整理する必要があります。

実践④ 事業に必要な費用を洗い出す

ChatGPTへの入力例

「製品開発・試作支援サービスを新規事業として検討しています。

必要になる費用を、初期費用、継続的な固定費、案件ごとに発生する変動費に分けて整理してください。

人件費、設備、ソフトウェア、外注費、材料費、営業活動などの観点を含めてください。

実際の金額はまだ調べていないため、勝手に設定しないでください。」

ChatGPTの回答例

初期費用の候補

  • 必要な設備やソフトウェアの導入費
  • サービス案内資料の作成費
  • 業務管理の仕組みを整える費用

継続的な固定費の候補

  • 担当者の人件費
  • ソフトウェア利用料
  • 設備の維持費
  • 営業活動に関する費用

案件ごとに発生する費用の候補

  • 技術検討に必要な作業時間
  • 試作材料費
  • 外注加工費
  • 評価や検査に必要な費用
  • 配送費など

このように整理すると、事業に必要な費用を考えやすくなります。

ただし、費用の分類は実際の事業運営や会計上の取り扱いによって異なる場合があります。

また、既存社員が新規事業を担当する場合でも、その時間には費用や、ほかの仕事を行えなくなる影響があります。

新しい設備を購入しないからといって、費用がかからないわけではありません。

7.売上と利益の違いを理解しよう

新規事業を考える際には、売上と利益を区別する必要があります。

例えば、技術相談サービスを1件5万円で提供するとします。

1か月に20件の依頼があった場合、売上は次のようになります。

50,000円 × 20件 = 1,000,000円

月間売上は100万円です。

しかし、この100万円が、そのまま利益になるわけではありません。

技術者の人件費、外注費、設備費、その他の運営費用などが発生します。

ここでは説明のために、次の条件を仮定します。

  • 1件あたりの売上:50,000円
  • 1件あたりの変動費:15,000円
  • 月間案件数:20件
  • 月間固定費:400,000円

この場合、計算は次のようになります。

月間売上

50,000円 × 20件 = 1,000,000円

月間変動費

15,000円 × 20件 = 300,000円

固定費控除前の利益

1,000,000円 − 300,000円 = 700,000円

試算上の月間利益

700,000円 − 400,000円 = 300,000円

この例では、月間30万円の利益が残る計算になります。

ただし、これは仮定した条件による簡易的な試算です。

実際の会計上の利益や税金、設備投資、資金繰りなどまで表しているわけではありません。

実践⑤ 収益性を試算する

ChatGPTへの入力例

「新しい技術相談サービスについて、次の仮定で収益性を試算してください。

1件あたりの売上:50,000円

1件あたりの変動費:15,000円

月間固定費:400,000円

月間案件数:20件

月間売上、変動費、固定費控除後の利益を計算してください。

また、この試算には含まれていない可能性がある費用や、実際に確認すべき条件も整理してください。」

このように、ChatGPTは収益の計算や、費用の整理を支援できます。

ただし、計算結果が正しいことと、実際にその売上を達成できることは異なります。

想定した価格でお客様が利用するのか。

毎月20件の依頼があるのか。

想定した費用で対応できるのか。

こうした条件を調べる必要があります。

8.損益分岐点を考えてみよう

新規事業では、どのくらい売上があれば費用を回収できるのかを考えることも重要です。

これを検討する際に使われる考え方の一つが、損益分岐点です。

先ほどの例を使ってみましょう。

1件あたりの売上は50,000円。

1件あたりの変動費は15,000円。

その差額は35,000円です。

月間固定費が400,000円なら、

400,000円 ÷ 35,000円 = 約11.43件

となります。

案件数は整数なので、この条件では月間12件が、固定費を回収するために必要な最小の件数になります。

ただし、この計算は、1件あたりの売上や変動費が一定であることを前提としています。

実際には、案件によって必要な検討時間や費用が変わる場合があります。

また、月間12件を受注できるかどうかも、別に確認する必要があります。

ChatGPTには、次のように入力できます。

ChatGPTへの入力例

「先ほどの技術相談サービスについて、損益分岐点となる月間案件数を計算してください。

また、月間案件数が10件、15件、20件、25件の場合の利益を比較してください。

計算に使用した前提条件を明記してください。」

このように、複数の条件で試算することで、収益性を比較しやすくなります。

ただし、利益だけでなく、必要な作業時間や対応可能な案件数も考慮する必要があります。

9.利益が出る事業でも、実行できるとは限らない

計算上は利益が出る事業でも、実際に実行できるとは限りません。

例えば、月間20件の技術相談を受ける計画を立てたとします。

しかし、1件の相談に平均8時間必要なら、

20件 × 8時間 = 160時間

の作業時間が必要です。

さらに、実際には資料確認や打ち合わせ、記録作成などの時間も含めて検討する必要があります。

既存業務を担当している社員が対応するなら、その時間を確保できるかどうかが重要になります。

また、相談内容が高度になれば、専門技術者の協力が必要になるかもしれません。

そこで、ChatGPTに実行可能性を整理してもらいましょう。

ChatGPTへの入力例

「新規事業として月間20件の技術相談を想定しています。

1件あたり平均8時間の対応が必要だと仮定します。

月間に必要な作業時間を計算してください。

さらに、担当者の人数、既存業務への影響、対応できる案件数、外部協力の必要性を検討するための確認事項を整理してください。

実際の人員や設備の稼働状況は、まだ確認していません。」

このように、収益性と実行可能性を分けて考えることができます。

事業として成立するためには、利益の計算だけでなく、必要な仕事を継続して実行できる体制が必要です。

10.事業化する前に、小さく検証してみよう

新規事業では、最初の計画がそのまま実現するとは限りません。

お客様が必要としている内容が、想定と違うこともあります。

技術相談に予想以上の時間が必要になるかもしれません。

料金の設定を見直す必要が出てくる場合もあります。

だからこそ、本格的に事業化する前に、小規模な検証を行う方法があります。

例えば、既存のお客様からの相談について、社内で承認された条件で試行することが考えられます。

その際には、次のようなことを確認します。

お客様の反応

実際に役立つサービスだと感じてもらえたか。

対応内容

どのような相談が寄せられたか。

必要な時間

1件の相談にどれくらいの工数がかかったか。

費用

材料費、外注費、人件費などはどの程度だったか。

継続性

同じような依頼が今後も見込めるか。

ChatGPTには、次のように入力できます。

ChatGPTへの入力例

「製品開発・試作支援サービスを新規事業として検討しています。

本格的な事業化の前に、小規模な試行を行いたいです。

試行前に決めること、実施中に記録すること、終了後に評価することを整理してください。

お客様への提供条件や料金については、社内で決定する前提にしてください。

また、試行結果から事業を継続するか、見直すかを判断するための項目も考えてください。」

このように整理すれば、実際の検証を計画しやすくなります。

重要なのは、最初から事業化することを前提に結果を評価しないことです。

需要が少ない、費用が大きい、技術的な課題があるといった結果が出た場合は、その事実を受け止める必要があります。

場合によっては、サービス内容を変更したり、事業化を見送ったりする判断も考えられます。

11.実践演習!自分の新規事業案を検討してみよう

それでは、今回の授業の仕上げです。

皆さんが考えている新しい事業のアイデアや、将来的に取り組んでみたい仕事を一つ選んでみてください。

まだ具体的な計画がなくても構いません。

「こんなことができたら、お客様に役立つかもしれない」

という段階から始めてみましょう。

そのまま使える実践プロンプト

「あなたは新規事業の検討を支援するアシスタントです。

これから私が考えている新規事業のアイデアについて説明します。

アイデアを具体化し、実際に事業として成立する可能性を検討したいと考えています。

次の条件で進めてください。

1.最初に、どのような事業を考えているのか質問してください。

2.想定するお客様と、お客様が抱えている課題を整理してください。

3.提供する商品やサービスの内容を具体化してください。

4.顧客ニーズが確認できているかどうかを区別してください。

5.市場規模や対象となる顧客を調べるための項目を整理してください。

6.競合するサービスや、現在のお客様の解決方法を確認するための調査項目を作成してください。

7.自社の技術、人材、設備、経験など、活用できる資源を整理してください。

8.不足する技術や人材がある場合は、外部との協力も検討してください。

9.初期費用、固定費、変動費を整理してください。

10.売上や利益を試算する場合は、使用する数字の根拠を明確にしてください。

11.必要に応じて、損益分岐点や複数の収益シナリオを計算してください。

12.事業を実行するために必要な人員、時間、設備、管理体制を確認してください。

13.小規模に試す方法と、検証する項目を考えてください。

14.最後に、事業の強み、課題、リスク、今後確認すべき事項を一覧表にしてください。

15.確認できていない市場規模、需要、売上、技術力などを事実として扱わないでください。

質問は一つずつ行い、私が回答してから次の質問へ進んでください。

それでは、最初の質問から始めてください。」

この指示文を使えば、ChatGPTと対話しながら新規事業の検討を進められます。

最初から完璧な事業計画を作る必要はありません。

まず、お客様が何を求めているのかを考える。

自分たちが提供できる価値を整理する。

必要な費用や技術を調べる。

事業として継続できる条件を確認する。

そして、小さく試して結果を確かめる。

この順番で進めることが大切です。


ソラ先生からのアドバイス

新規事業を考えるとき、私は一つ大切にしてほしいことがあります。

それは、アイデアを実現したいという気持ちと、実際に事業として成立するかどうかの判断を分けることです。

新しいことを考えるのは面白いものです。

今まで対応していなかったお客様の課題を解決できるかもしれません。

自社の技術を、新しい分野で活かせるかもしれません。

異なる技術や経験を持つ人たちと協力することで、新しい仕事が生まれる可能性もあります。

しかし、どれだけ魅力的なアイデアでも、実際に提供できなければ事業にはなりません。

また、売上が増えても、必要な費用や負担が大きすぎれば、継続することが難しくなる場合があります。

だからこそ、事業の可能性を考えるときには、期待できることだけでなく、実現するための条件や課題も確認する必要があります。

一方で、最初からすべての条件がそろっていなければ、新しいことに挑戦できないわけでもありません。

必要な技術がなければ、調べることができます。

社内に設備がなければ、協力会社と連携する方法も考えられます。

分からないことがあれば、専門家へ相談したり、小さな実験を行ったりすることもできます。

重要なのは、何が分かっていて、何が分からないのかを正確に把握することです。

ChatGPTは、事業アイデアを整理したり、複数の選択肢を比較したり、収益を試算したりする手助けができます。

しかし、AIが示した数字や可能性だけで、事業の成功を判断することはできません。

実際のお客様の反応、技術的な検証、費用の確認などが必要です。

また、最初に考えた事業案が、検討を進める中で変化することもあります。

それは必ずしも悪いことではありません。

調べた結果、新しい需要が見つかるかもしれません。

想定していた方法より、別の方法の方がお客様に役立つと分かるかもしれません。

新規事業を考えるということは、最初のアイデアを守り続けることではありません。お客様に必要とされる価値を探し、実現できる方法を考え、試しながら事業を育てていくことです。

ChatGPTを活用しながら、可能性と課題の両方に向き合っていきましょう。

今回のまとめ

第93回では、ChatGPTを使って新規事業の可能性を検討する方法を学びました。

今回のポイントは5つです。

1.事業アイデアを具体化し、想定するお客様と提供する価値を整理する。

2.顧客ニーズ、市場規模、競合サービスを調べる。

3.初期費用、固定費、変動費を整理し、収益性を試算する。

4.必要な人材、技術、設備、時間を確認し、実行可能性を検討する。

5.小規模な検証を行い、結果を踏まえて事業化を判断する。

ChatGPTは、新規事業のアイデアを整理し、調査項目を考え、費用や収益を比較するために活用できます。

ただし、事業が成立するかどうかは、実際の顧客ニーズや技術的な条件、費用などを確認する必要があります。

AIによる情報整理と、人間による調査、検証、判断。

その両方を組み合わせながら、新しい事業の可能性を考えていきましょう。

次回予告|第94回

次回は「ChatGPTで事業計画の原案を作る方法」を学びます。

新しい事業の目的、対象となるお客様、提供するサービス、必要な費用、収益の見通し、実行までの計画を、どのように一つの事業計画へまとめればよいのか。

ChatGPTを活用した具体的な作成方法をご紹介します。

それでは、次回も一緒に学んでいきましょう!

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