AIを使うほど、確認することの大切さが分かる
ChatGPTを使うと、短時間で多くの情報を整理できることがあります。
文章を作成したり、資料の内容を比較したり、問題について複数の考え方を示してもらったりすることもできます。
便利な一方で、仕事に活用するときには注意しなければならないことがあります。
それは、説明が分かりやすいことと、内容が正確であることは同じではないということです。
例えば、ホームページの修正方法を調べる場合です。
AIが具体的な手順を示してくれることがあります。
しかし、その説明が実際のホームページの環境に合っているとは限りません。
WordPressのテーマや使用している機能、サーバーの設定などによって、必要な作業が異なることがあります。
一般的には正しい方法でも、現在の環境では適用できない場合があります。
そのため、実際のファイルや管理画面を確認する必要があります。
また、公式マニュアルに記載された内容と、AIの説明が異なっている場合もあります。
そんなときには、推測で作業を進めるのではなく、どちらの情報が現在の環境に適しているのかを確かめることが重要です。
これは、製造業の仕事でも同じです。
例えば、図面に記載された樹脂材料について調べるとします。
AIが材料の一般的な特徴を説明できたとしても、指定されたメーカーやグレードの性能まで正確に示しているとは限りません。
実際の製品に使用できるかどうかを判断するには、材料メーカーの技術資料や使用条件を確認する必要があります。
また、加工方法についても、一般的な説明だけでは判断できないことがあります。
使用する設備、材料の形状、寸法公差、加工数量など、実際の条件によって適した方法は変わるからです。
つまり、AIを使うことで情報を得る時間が短くなったとしても、その情報を確認する仕事がなくなるわけではありません。
むしろ、情報を簡単に得られるようになったからこそ、何を確認する必要があるのかを考えることが重要になります。
(株)アリスでは、樹脂・金属・ゴムなど、自社加工と国内協力会社の技術を組み合わせながら、さまざまなものづくりに関わっています。
一つの仕事には、品質、コスト、納期、使用環境など、さまざまな条件があります。
そのため、情報が正しいかどうかだけでなく、今回の仕事に適しているかどうかも確認する必要があります。
AIが示した情報も、人から聞いた情報も、必要に応じて根拠を確かめる。
分からないことがあれば、詳しい人に相談する。
そして、確認した内容をもとに判断する。
技術が進歩しても、仕事の正確さを支える基本は変わらないと考えています。