麻賀多神社・奥宮で起きた神秘体験
麻賀多神社の奥宮を訪れた時、今でも忘れられない神秘体験をしました。
その日は風が強く、森全体がざわざわと揺れていました。枝葉が擦れる音が絶えず聞こえ、森そのものが動いているような日でした。
そんな中、木々の間から差し込む太陽の光が、一か所だけ丸い円をつくっていました。
本当に、舞台へ落ちるスポットライトのようでした。
なぜか気になって、その光の円の中へ入ってみました。
すると、風が止まりました。
周囲では木々が揺れているのに、自分が立っているその場所だけ、風を感じませんでした。
不思議だったので円の外へ出てみると、また風が吹きます。
もう一度入る。
止まる。
外へ出る。
また風が吹く。
一度なら偶然だと思ったかもしれません。
でも何度か試しても同じでした。
その間、上からは丸い光が落ち続けていました。
木々の形や地形によって、その場所だけ風が遮られていたのかもしれません。
枝葉の隙間から太陽が差し込んで、偶然きれいな円になっていただけかもしれません。
自然のいたずら。
そう言えば、それで説明できるのかもしれません。
でも神社では、ときどきこういう不思議なことが起こります。
特に麻賀多神社の本宮と奥宮は、私には受ける印象がまったく違います。
本宮には、どこか張りつめたものを感じます。
奥宮には、それとは違う、包み込まれるような静けさがあります。
誰もが同じように感じるとは思いません。
それでも、あの日の森の中にあった丸い光と、そこへ入った瞬間に消えた風は、
自分にとって確かな体験でした。
自然のいたずらだったのでしょうか。
それとも、この土地でずっと眠っているご先祖様が、
「ちょっとここに立ってみ」
と遊んでくれたのでしょうか。
答えは分かりません。
でも、あの森の中にあった小さなステージだけは、今でもはっきり覚えています。