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鳥見神社の神楽に、農耕と神話が一緒に残っている

2014.04.14

神社を見る時、建物や祭神だけを見ていると、その土地の生活が抜け落ちます。

でも祭りを見ると、人間が戻ってきます。

印西の鳥見神社には、古くから神楽が伝わっています。

その内容を見ると面白い。

神話だけではありません。

五穀の種まき。

弓。

山の神。

悪鬼退治。

天岩戸。

土地を固める神。

神話と農耕が、一つの舞の中に混ざっています。印西市公式サイト

これは古代そのままの祭りが残っている、という意味ではありません。

現在確認できる形は中世以降の伝承です。

でも、祭りが長く続く時、その土地の人々に必要なものが残りやすい。

五穀豊穣。

災い除け。

土地の安定。

村のまとまり。

神話の物語は、その上に重なっています。

私はここを見ると、「神社は何を祀る場所だったのか」という問いが少し変わります。

神様を祀る。

それはそうです。

でも実際に祈った人間が願ったのは、もっと生活に近いものだったでしょう。

今年も米が取れますように。

病気が広がりませんように。

洪水が起きませんように。

子どもが無事に育ちますように。

争いが起きませんように。

そう考えると、祭祀の違いも少し理解しやすくなります。

人は土地によって困ることが違う。

海辺と山では願いも変わる。

水田地帯と山間部でも違う。

だから神社分布を見るなら、神の名前だけではなく、その土地で人が何を食べ、どんな災害を恐れ、どう移動していたかまで重ねた方がいい。

麻賀多、鳥見、宗像。

三つの名前の向こう側には、三つの神様だけでなく、そこで暮らしていた普通の人々の生活があります。

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