雨の日に攻めるか、晴れるまで待つか
2014.08.28
歴史書では、「○月○日、戦った」と書かれます。
でもその日の天気はどうだったのでしょう。
雨。
風。
雪。
暑さ。
寒さ。
これだけで戦いは変わります。
大雨なら川を渡れない。
山道はぬかるむ。
弓の扱いも変わる。
馬も滑る。
食料を運ぶ荷車も進みにくい。
逆に、その土地で暮らす人は、どこが水につかるかを知っています。
雨が降れば使えなくなる道。
増水しても渡れる浅瀬。
風を避けられる谷。
全部知っている。
だから戦場の地図だけでなく、その時期の天候や季節まで考えると、なぜその場所で
戦ったのかが見えてくることがあります。
冬に大軍を動かすのは難しい。
収穫期に兵を動員すれば農作業に影響する。
春なら前年の食料備蓄が減っている。
夏は暑さと疫病。
戦争は自然条件の中で行われます。
将軍の作戦だけが歴史を動かしたのではありません。
雨粒一つ一つも、歴史を動かしていました。
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