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集中は、仕事を始めた後から生まれることがある。

2023.05.31

「集中してから仕事を始めよう」と考えても、なかなか集中できないことがあります。

別の仕事が気になる。

難しい工程を考えると、少し気が重くなる。

何から手をつけるべきか整理できていない。

その状態で無理に集中しようとしても、かえって時間だけが過ぎることがあります。

(株)アリスでは、集中力は最初から用意しておくものではなく、仕事へ入っていく過程で生まれることも多いと考えています。

例えば、新しい加工案件に取り組むとします。

最初から工程全体を完璧に頭の中で組み立てようとすると、難しく感じるかもしれません。

しかし、図面を一つずつ確認すれば、少しずつ考えるべきことが見えてきます。

材質は何か。

重要な寸法はどこか。

どの面を基準に加工するのか。

どの工程で測定するのか。

仕上げまで含めて、どの順番がよいのか。

一つ確認すると、次の疑問が生まれます。

その疑問を確認すると、さらに次の判断へ進めます。

こうして仕事に触れているうちに、意識が自然と目の前の案件へ向いていきます。

これは、加工だけではありません。

見積りを整理する仕事でも、まず図面や数量を確認する。

メール対応であれば、相手が何を求めているのかを読み直す。

複数の案件が重なっていれば、期限を書き出して優先順位を整理する。

小さな行動が、頭を仕事の状態へ切り替えるきっかけになります。

一方で、「もっと集中できる状態になってからやろう」と待っていると、始めるタイミングはどんどん遅くなります。

気持ちは、自分の意思だけで完全にコントロールできるものではありません。

しかし、行動は比較的選びやすいものです。

まず椅子に座る。

資料を開く。

工具を準備する。

一つだけ確認する。

その行動によって、次の行動が生まれます。

(株)アリスでは、こうした小さな着手を大切にしています。

仕事を始める前から、最高の集中状態である必要はありません。

むしろ、一つひとつの仕事へ手を動かすことで、集中をつくっていく。

そして、集中して取り組んだ結果として、理解が深まり、判断できることも増えていきます。

最初の一歩は小さくても、その一歩が仕事の流れをつくります。

気持ちに頼りすぎず、行動から仕事のリズムをつくる。

それも、安定して仕事へ向き合うための一つの方法だと考えています。

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