言葉を少し変えると、仕事の進み方も変わってくる
同じことを伝える場合でも、言葉の選び方によって、相手の受け取り方が変わることがあります。
これは、仕事をしているとよく感じることです。
(株)アリスでは、お客様、社内の担当者、協力会社など、さまざまな人と連絡を取りながらものづくりを進めています。
その中では、予定通りに進まないこともあります。
例えば、必要な情報が足りないとき。
「これでは分かりません」と伝えることもできます。
でも、「この部分を確認できれば、次の作業に進められます」と伝えた方が、相手にも何が必要なのかが分かりやすくなります。
納期について確認するときも同じです。
単に「まだですか」と聞くのではなく、現在の進み具合と、いつまでに何が必要なのかを具体的に確認する。
言葉を少し工夫するだけで、相手も答えやすくなることがあります。
もちろん、何でも前向きな言葉に置き換えればよいわけではありません。
できないことは、できないと伝える必要があります。
問題があるときには、正確に報告しなければなりません。
大切なのは、事実を曖昧にせず、次にどうすれば仕事が進むのかまで考えて伝えることです。
また、職場では人によって考え方や仕事の進め方が違います。
自分には当たり前のことでも、相手にとっては初めてのことかもしれません。
反対に、自分が知らなかったことを、相手は経験から知っている場合もあります。
そんなとき、最初から相手の考えを否定するのではなく、なぜそう考えたのかを聞いてみる。
自分と違う意見にも、仕事を改善するヒントが隠れていることがあります。
言葉の使い方は、一度覚えれば完成するものではありません。
うまく伝わらなかった経験から、次はどう説明すればよいかを考える。
相手の反応を見ながら、伝え方を少し変えてみる。
そうした経験の積み重ねが、人とのやり取りを少しずつ変えていきます。
(株)アリスのものづくりは、一人だけで完結する仕事ではありません。
必要な情報を伝え、確認し、相談しながら進んでいきます。
だからこそ、日々交わす何気ない言葉も大切にしたいと考えています。
相手が次の一歩を踏み出しやすくなる言葉を選ぶこと。
それも、人と一緒に仕事をするうえでの大切な工夫だと思います。