江戸時代は、日本の共同体がもう一度前に出た時代だった
2013.10.28
江戸時代には将軍がいる。
大名がいる。
身分制度もある。
だから政治の仕組みだけを見れば、縄文の共同体社会とはまったく違います。
でも普通の人たちの暮らしを見ると、別の日本が見えてきます。
村では水路を一緒に管理する。
道を直す。
山を利用する。
町では火事になればみんなで消す。
祭りを行う。
子どもを見守る。
困っている家があれば手を貸す。
政治の上には支配の仕組みがある。
でも、
暮らしの下には共同体がある。
長い戦乱が終わり、社会の中心が戦いから日常へ戻ったことで、日本人が昔から持っていた共同体の感覚が、再び強く表へ出たのではないでしょうか。
一人で生きるのではない。
一つの家だけでも生きない。
地域で生きる。
役割を分ける。
子どもを育てる。
祭りをする。
自然と付き合う。
私は、江戸時代を、
日本が本来持っていた暮らし方を、もう一度強く表した時代
として見ると面白いと思っています。
支配制度の中にありながら、その下では古い日本の共同体が生き続けていた。
そこに江戸時代のもう一つの姿があるのではないでしょうか。
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