文章を書くとき、何を基準にすれば“伝わる”状態になるのか。
問い
文章を書くとき、何を基準にすれば“伝わる”状態になるのか。
現場
(株)アリスでは、日々の業務の中で情報のやり取りが多く発生します。図面の確認、加工条件の共有、納期調整、仕様変更の連絡。どれも一つひとつは短い文章ですが、そのわずかな差で、現場の動きが大きく変わります。
今回、(株)アリスでは「超基本の文章講座」の初回に参加しました。題名だけを見ると基礎的な内容に見えますが、実際には文字コミュニケーションの原理そのものに踏み込む内容でした。
そこで強く印象に残ったのは、「書き手が何を伝えたいか」ではなく、「読み手がどう動くか」で文章の良し悪しが決まるという視点でした。
構造
文章は情報の並びではなく、行動の設計に近いと感じます。
同じ内容でも、読み手の状況認識が変わらなければ行動は変わりません。逆に、少ない言葉でも読み手の判断が前に進めば、その文章は機能しています。
現場でも似た場面があります。
指示が正確でも、受け手が次の工程をイメージできなければ、確認や手戻りが発生します。情報量の問題ではなく、理解の流れの問題です。
本質
文章の目的を「伝えること」に置くと、どうしても書き手側の整理で止まります。
しかし「伝わること」に置き直すと、読み手の思考と行動の設計になります。
そこでは、正しい表現よりも、誤解が起きない順序や、判断しやすい粒度のほうが重要になります。文章は完成物ではなく、相手の動きまで含めて初めて成立するものだと感じます。
結論
(株)アリスでは、文章は情報の整理ではなく、相手の行動まで含めた設計だと考えています。
私はこう思います。書く力とは、表現力ではなく「相手の理解と動きをどこまで想像できるか」という力そのものだと考えています。