困ったときに、会社の姿勢が表れる。
仕事が順調に進んでいるときは、予定通りに進めれば問題ありません。
本当に会社の姿勢が表れるのは、予定通りにいかなかったときではないかと思っています。
加工してみたら、想定した精度が出ない。
材料の入荷が遅れる。
仕上がりに気になるところが見つかる。
予定していた納期が厳しくなる。
ものづくりでは、どれだけ準備をしていても予想外のことが起きる場合があります。
そんなとき、
何とか隠してそのまま進めるのか。
できない理由だけを並べるのか。
それとも、まず状況を確認し、できることを考えるのか。
私は、そこに仕事への姿勢が出ると思っています。
(株)アリスでも、すべての仕事が最初の予定通りに進むわけではありません。
大切なのは、問題が起きたことだけではなく、その後どうするかです。
まず事実を確認する。
必要な人へ伝える。
原因を考える。
別の加工方法がないか検討する。
自社だけで難しければ、専門の協力会社へ相談する。
納期へ影響するなら、できるだけ早くお客様へ伝える。
できないことを無理に「できます」と言うより、
「この方法ならできるかもしれません」
と一緒に答えを探すほうが、私は誠実だと思っています。
これは新しく仕事を始める人にも同じです。
失敗しないことだけを考えると、何かあったときに言いにくくなります。
でも、早く伝えれば小さな問題で済むことがあります。
「間違えました」
「ここが分かりません」
「いつもと違う気がします」
そう言えることも、大切な仕事だと思っています。
私は、問題がまったく起きない会社だけが信頼されるとは思っていません。
問題が起きたときに、逃げずにどう向き合ったか。
その積み重ねも、長いお付き合いの中では大切になると思います。
技術が進歩しても、最後に判断し、相手へ伝え、対応するのは人です。
(株)アリスでは、技術を磨くことと同じように、困ったときほど誠実に向き合える仕事を大切にしていきたいと考えています。