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地名だけが覚えている昔の景色

2014.06.07

「今は何もないのに、なぜこんな地名なのだろう」

そう思う場所があります。

津。

船形。

浜。

浦。

島。

崎。

現在の地形とは合わない名前が残っている。

でも古い地形を見ると、急に意味が分かることがあります。

今は陸地でも、昔は水辺だった。

今は小さな川でも、昔は大きな入り江だった。

地名は、その土地で毎日使われる言葉です。

王が変わっても、役人が変わっても、村人は同じ場所を同じ名前で呼び続けます。

だから地名は、政治より長く残ることがあります。

もちろん、音だけ残って意味が後から変わった例もあります。漢字も後世に当てられることがあります。

それでも、場所と名前の組み合わせは重要です。

神社がある。

近くに古い地名がある。

古地形と合う。

古墳や遺跡もある。

伝承も残る。

一つずつなら偶然かもしれません。

でも複数が重なると、昔の景色が浮かんできます。

昔の地図が残っていなくても、地名が地図の代わりになることがある。

私はそこが好きです。

土地は、名前の中にも昔を残しています。

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