判断に迷ったとき、何を基準に考えるのか
ものづくりの仕事では、毎日さまざまな判断が必要になります。
図面どおりに加工できるのか。
指定された材料が適しているのか。
納期に間に合うのか。
別の加工方法を選んだ方がよいのか。
簡単に答えが出る仕事もあれば、経験を積んだ人でも判断に迷う仕事があります。
そんなとき、(株)アリスが大切にしているのは、最初から一人で正解を出そうとしないことです。
分からないことがあれば確認する。
必要であれば、お客様や協力会社と相談する。
自分たちだけで解決できない場合には、その分野に詳しい人の力を借りる。
ものづくりは、一人の知識や経験だけで完結する仕事ではありません。
例えば、樹脂製の機械部品を製作する場合を考えてみます。
図面には材質や寸法が指定されていても、実際にどのような環境で使用されるのかが分からなければ、製作方法を判断しにくい場合があります。
高温になる場所なのか。
薬品に触れる可能性があるのか。
相手部品と摺動するのか。
長期間、一定の荷重が加わるのか。
こうした条件によって、材料の選択や加工上の注意点が変わることがあります。
図面に書かれた内容を正確に理解することは当然大切です。
しかし、図面だけでは分からないこともあります。
そのようなときに、勝手に条件を想像して進めるのではなく、必要な情報を確認することが重要になります。
また、判断するときには、自分の担当工程だけでなく、その先の工程にも目を向ける必要があります。
加工しやすい方法が、必ずしも組み立てやすい方法とは限りません。
製作コストを抑えられても、使用時の不具合につながるのであれば、別の方法を考える必要があります。
品質、コスト、納期、使用環境、次工程。
こうした条件を一つずつ整理し、案件に適した方法を考えていくことが、(株)アリスの仕事の基本です。
経験が増えれば、判断できることも増えていきます。
しかし、経験があるからこそ、思い込みに注意しなければならない場面もあります。
以前うまくいった方法が、今回も最適とは限りません。
仕事に慣れていない人が確認することも、経験豊富な人が改めて確認することも、同じように大切です。
大切なのは、何でも知っていることではありません。
分からないことをそのままにせず、必要な情報を集め、周囲と協力しながら判断できること。
(株)アリスは、そうした仕事の積み重ねを大切にしています。