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全体を見ることと、一つずつ進めること

2013.02.24

仕事をするとき、(株)アリスでは「全体を見ること」と「目の前の一つを正確に進めること」の両方を大切にしています。

少し難しい言葉で言えば、マクロとミクロです。

でも、考え方はそれほど難しくありません。

マクロとは、仕事全体を見ることです。

何のための仕事なのか。

いつまでに必要なのか。

誰が使うのか。

この仕事の前後には何があるのか。

品質、コスト、納期のどこが重要なのか。

まず大きな流れを見ます。

たとえば、一つの部品を加工するとします。

加工だけを見れば、図面通りにつくれば仕事は終わるように見えるかもしれません。

でも、その部品は装置に組み込まれるかもしれません。

次の工程で別の部品と組み合わされるかもしれません。

決められた日に試験で使われるかもしれません。

そこまで見ると、

「この寸法は特に重要だ」

「この部分は先に確認した方がいい」

「この日までに材料を入れておかないと間に合わない」

ということが見えてきます。

これが、全体を見るということです。

一方で、全体ばかり見ていても仕事は進みません。

そこで必要になるのがミクロです。

図面を一つ確認する。

寸法を一つ確認する。

材料を確認する。

メールを一本返す。

加工条件を一つ決める。

検査項目を一つずつ確認する。

目の前の仕事を正確に進めていきます。

大きな仕事でも、実際には小さな仕事の積み重ねです。

ここで一つずつの確認を雑にすると、後になって大きなやり直しになることがあります。

逆に、細かいことだけに集中しすぎても、全体の目的を見失うことがあります。

寸法は合っている。

加工もきれいにできている。

でも納期に間に合わない。

あるいは、部品単体では問題ないけれど、組み立てると使えない。

それでは仕事として完成とは言えません。

だから、全体を見る。

そして目の前では、一つずつ正確に進める。

途中で少し離れて全体を見る。

また目の前の仕事へ戻る。

この繰り返しです。

これは機械加工だけではありません。

CAD/CAMでも、営業事務でも、材料手配でも、協力会社との仕事でも同じです。

今、自分がやっていることは何のためなのか。

その先に誰の仕事があるのか。

全体の中で自分は何を担当しているのか。

それを理解したうえで、目の前の一つをきちんと進めます。

大きなことを考えるだけでも仕事は進みません。

細かなことだけを正確にやっていても、方向が違えばゴールには着きません。

全体を見ること。

一つずつ進めること。

どちらかではなく、両方を行ったり来たりしながら仕事を進める。

それが、(株)アリスで大切にしている仕事の基本の一つです。

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