仕事は、一人で抱え込まなくてもいい
仕事を覚え始めた頃は、分からないことがたくさんあります。
何から手をつければよいのか。
誰に確認すればよいのか。
自分で判断してもよいのか。
小さなことでも迷う場面があります。
製造業の仕事では、一つの仕事がいくつもの人や工程につながっています。
例えば、お客様から届いた注文を確認する営業事務の仕事。
注文内容を整理し、必要な情報を製造担当者へ伝えます。
材料の手配が必要であれば仕入先へ確認し、外部での加工が必要であれば協力会社との連絡も発生します。
製作が進めば、納期を確認し、完成後の出荷準備や書類の作成も必要になります。
一つひとつは別々の作業に見えますが、すべてが同じ仕事につながっています。
ここで大切なのは、自分だけで全部を理解し、解決しようとしないことです。
注文内容に分からない部分があれば確認する。
納期について判断できなければ相談する。
製造現場から質問があれば、お客様に確認する必要があるかを考える。
こうしたやり取りを重ねることで、少しずつ仕事の流れが見えるようになります。
また、自分の担当する仕事が、その先で誰の役に立っているのかが分かると、同じ作業でも見え方が変わってきます。
例えば、注文書の内容を正確に整理すること。
一見すると事務的な作業ですが、必要な情報が正しく伝わることで、材料の手配や加工準備を進めやすくなります。
納期の確認も、単に日付を調べるだけではありません。
お客様の予定と製作側の状況をつなぐ、大切な仕事です。
経験を積む中で、最初は言われたことを確認するだけだった仕事も、次第に自分から必要な情報を集められるようになります。
誰に何を確認すればよいのかが分かり、仕事の段取りも考えられるようになる。
その変化は、一度に起きるものではありません。
毎日の小さな経験が積み重なって生まれるものだと思います。
(株)アリスでは、営業事務も製造も、それぞれが独立して仕事をしているわけではありません。
一人ひとりに役割があり、その仕事が次の人の仕事につながっています。
自分の役割を大切にしながら、分からないことは確認し、必要なときには周囲と協力する。
そんな日々の積み重ねが、会社全体のものづくりを支えていくと考えています。