今日つくっているものが、まだ世の中にない製品かもしれない
(株)アリスで扱っているのは、すでに大量に販売されている製品ばかりではありません。
研究開発や新製品開発で使われる試作品。
性能を確認するための部品。
実験装置に組み込まれる部品。
生産設備で使う治具や機械部品。
まだ世の中に出る前のものづくりに関わる仕事があります。
私は、これは(株)アリスで働く面白さの一つだと思っています。
仕上げ検査スタッフが手にしている小さなプラスチック樹脂部品も、お客様にとっては大切な一個かもしれません。
その部品を使って実験する。
新しい機械を動かす。
性能を確認する。
その結果を見て、次の設計へ進む。
私たちが納品したところで仕事は終わりますが、お客様にとっては、そこからが本番ということもあります。
だから、最後の仕上げや検査も大切です。
小さなバリを残さない。
傷がないか確認する。
必要な寸法を測る。
部品同士を組み合わせる製品なら、きちんと合うか確認する。
派手な仕事ではありません。
でも、その一つひとつの先に、お客様の開発があります。
製造の仕事をしたことがない人には、最初はそこまで想像できないと思います。
目の前にあるのは、一個の部品です。
でも仕事を続けていると、
「これは何に使うんだろう」
「この形にはどんな意味があるんだろう」
と少しずつ興味が出てくることがあります。
3Dデータから加工されたものが実際の形になる。
加工した人から仕上げ検査へ渡る。
検査を終えた製品がお客様へ届く。
そして、その製品が次の開発へ使われる。
自分の仕事が、その流れの中にあることが分かってきます。
私は、仕事の価値は、仕事の大きさだけでは決まらないと思っています。
一個の小さな部品でも、その一個がなければ、お客様の実験が進まないことがあります。
仕上げの小さなひと手間で、製品の印象が大きく変わることもあります。
自分がつくったものが、誰かの次の挑戦に使われる。
そう考えると、いつもの仕事も少し違って見えます。
(株)アリスは、完成した製品をただ大量に流すだけの会社ではありません。
まだ答えが決まっていないものづくりに関わることがあります。
今日、自分が手にしているその一個が、まだ世の中にないものを生み出す途中にある。
そんな仕事に関われるのも、開発ものづくりの面白さだと思っています。