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ミスが残ることを前提に、現場はどう設計されるのか

2021.06.17

(株)アリスでは、工程分割やダブルチェックなど、いわゆる“見落としを減らす仕組み”を段階的に整えてきました。

ただ、それでもミスが完全になくなることはありません。

その理由は単純で、仕事そのものが「不確定要素を含む判断の連続」だからです。

図面の読み取りひとつでも、どこを優先するか、どこまでを許容範囲とするかで解釈は少しずつ揺れます。
さらに、作業者の経験値やその日の集中状態、現場の流れによっても判断は一定ではいられません。

つまりミスは異常値というより、構造的に発生し得る現象だと捉えています。

そこで重要になるのは、「発生させないこと」よりも「影響をどこで止めるか」という設計です。

途中工程で気づけるか。
後工程に流れる前に止められるか。
修正に必要な情報がすぐ揃う状態か。

この“止めどころの設計”によって、同じミスでも結果は大きく変わります。

(株)アリスでは、ミスを例外扱いするのではなく、一定の確率で発生する前提として組み込んでいます。

そのうえで、広がらない構造とすぐ戻せる流れを整えることに重点を置いています。

結果として、個々の完璧さではなく、全体としての安定性で品質を成立させる考え方につながっています。

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