ニコラ・テスラさま|思いついただけでは、まだ発明ではない
ニコラ・テスラさまは、私が大好きな科学者の一人です。
交流電力、多相交流システム、誘導電動機、テスラコイル、無線操縦など、後の社会につながるさまざまな技術に取り組みました。
1888年にはテスラさまが設計した交流誘導電動機が実際に製作され、その技術はウェスティングハウスによって実用化されていきます。スミソニアン博物館には、現在も「Tesla Motor of 1888」と呼ばれる実物が収蔵されています。スミソニアン協会
私がテスラさまに魅力を感じるのは、たくさんの発明をしたからだけではありません。
科学者として考え、実験し、そして実際に使えるものにしようとしたところです。
研究やものづくりでは、面白いアイデアが浮かぶことがあります。
「こんなものができたら面白い」
「こうすれば、もっと良くなるかもしれない」
でも、そこで終わればまだ頭の中のアイデアです。
本当に動くのか。
思った性能が出るのか。
問題はないのか。
実際の社会で使えるのか。
一つずつ確かめて、初めて技術になっていきます。
テスラさまが開発した多相交流技術は、研究室の中だけには留まりませんでした。ウェスティングハウスによって採用され、1890年代にはナイアガラの水力発電にもつながっていきます。スミソニアンマガジン
私はここに、研究開発やものづくりの面白さを感じます。
考える。
試してみる。
違えば考え直す。
もう一度つくる。
そして最後は、本当に使えるものにする。
製造の仕事でも同じです。
最初から答えが分かっている仕事ばかりではありません。
図面通りにつくって終わる仕事もあれば、材料を変えてみたり、加工方法を考えたり、治具をつくったり、試作品で確認したりしながら答えを探す仕事もあります。
うまくいかなければ、また考えればいい。
その過程も、ものづくりです。
ここから少し、会社の広報をさせてください。
(株)アリスでは、研究開発から生産現場まで、さまざまなものづくりに関わっています。
図面が完成してから加工するだけではなく、まだ答えが決まっていない段階から一緒に考えることもあります。
私たちはテスラさまのような大発明はできなくても、目の前にある一つの課題について考え、試し、形にしていくことはできます。
小さな世界の中でも、それを続けていきたいと思っています。