みんなでWin-Win-Winの関係を目指す
(株)アリスでは、開発試作でのものづくりにおいて、「誰か一方だけが得をする関係」は長く続かないと考えています。
お客様に価値ある試作品やサービスをご提供すること。
品質や対応力を高め続けること。
技術革新や改善を積み重ねること。
それらは、研究開発から生産現場までを支える試作会社として当然必要なことです。
また、設備や人材を有効活用しながら効率を高め、コストダウンへつなげていくことも重要になります。企業である以上、利益を確保し、継続していくことは避けて通れません。
しかし(株)アリスでは、それだけが企業活動の目的ではないと考えています。
ものづくりは、一社だけで完結することはほとんどありません。
お客様。
協力会社。
材料メーカー。
加工会社。
設計者。
現場スタッフ。
さまざまな立場の人たちが関わりながら、一つの製品や技術が形になっていきます。
特に開発試作の現場では、まだ完成形が存在していないため、単純な受発注関係だけでは成立しない場面が多くあります。
「どうすれば成立するか」
「どうすればもっと良くなるか」
「どこにリスクがあるか」
そうしたことを、立場を超えて一緒に考える必要があります。
そのためには、単純な損得だけではなく、「お互いが長く良い状態で続けられるか」という視点が重要になります。
(株)アリスでは、この関係性をWin-Winではなく、「Win-Win-Win」に近い感覚で考えています。
顧客だけが満足する。
あるいは、自社だけが利益を得る。
それでは、どこかに無理が生まれやすくなります。
例えば、極端な短納期や過度なコスト圧縮は、一時的には成立しても、現場負荷や品質不安定につながることがあります。逆に、自社都合だけを優先すれば、お客様にとって価値のある開発支援にはなりません。
だからこそ、
お客様にとって価値があること。
(株)アリスとしても継続可能であること。
協力会社も含めて無理なく成立すること。
その三方向のバランスを考える必要があります。
構造的に見ると、継続する会社やプロジェクトほど、「一社だけが無理を抱え込まない設計」になっています。
誰かの犠牲の上で成立する関係は、短期的には動いても、長期的には不安定になります。
一方で、それぞれが適切に価値を得られる関係は、改善や提案も生まれやすくなります。信頼関係が深まることで、単なる取引ではなく、「一緒に良いものを作る」という意識へ変わっていきます。
また、開発試作の仕事は、単に部品を加工するだけではありません。
新しい価値を生み出す途中工程に関わる仕事です。
そのため、関わる人たちの知識や経験、アイデアが交わることで、今までになかった製品やサービスが生まれることがあります。
本質的には、ものづくりとは「モノを作る行為」だけではなく、「人や組織がつながり、新しい価値を創造していく活動」なのだと思います。
結論として、(株)アリスでは、お客様、協力会社、自社、それぞれが価値を感じながら成長できるWin-Win-Winの関係を築いていくことが、継続するものづくりと、本当の意味での社会貢献につながると考えています。