「言語化」は技術なのか、それとも姿勢なのか!?
私は、日々のやり取りの中で「うまく言葉にできない」という場面に何度も向き合っています。考えがないわけではないのに、言葉にしようとすると「うまく伝わらない」。つい曖昧な表現で済ませてしまう。この感覚は、ものづくりの現場でも例外ではありません。
図面や仕様は明確でも、その背景にある意図や前提条件まで共有できているかというと、必ずしもそうではないと感じる場面があります。だからこそ(株)アリスでは、「言語化」を単なる話し方の問題ではなく、設計や品質と同じく重要な技術の一つとして捉えています。
例えば打ち合わせでは、なるべく結論から伝えることを意識しています。「結論はこれで、その理由はこうです」と構造を分けるだけで、理解の精度が大きく変わるためです。一方で、結論だけを急ぐと誤解を生むこともあるため、背景や条件もセットで伝える。このバランスは、まだ試行錯誤の途中です。
また、専門性が高い領域だからこそ、難しい言葉をそのまま使わない工夫も必要だと感じています。加工方法や材質の特性など、当たり前に使っている言葉が、相手にとっては前提になっていないこともあります。その場合は言い換えたり、補足したりしながら、共通認識を少しずつすり合わせていきます。
正直なところ、すべてがうまくいっているわけではありません。仕事の話は結構出来るんですが。
プライベートだと話が長くなってしまうことが多々あります。「今のは違った」と言い直すこともあります。親しい人なら許しくてもらえるんでしょうが、誰と話でもフレンドリーになってしまうので
困ったものです。
言語化とは、「正しく話すこと」ではなく、「伝わるまで調整すること」。そしてそれは、一度身につけて終わるものではなく、現場ごと、相手ごとに更新され続けるものだと感じています。
私もまだまだ学びの途中です。だからこそ、このテーマに少しでも共感していただける方が、あるあると同じ目線で楽しく読んでいただけると嬉しいです。