楽しいほうを切り捨てて、つらい方、つらい方に歩んでいく。
そうして進むと楽しい道が見えてくる。

ある大先輩の職人さんが、静かに語ってくれた言葉です。

誰もが「楽をしたい」「楽しいほうがいい」と思うのは自然なことです。
けれど、プロフェッショナルはあえて逆を選びます。

目の前にある「楽しさ」に飛びつかず、「つらさ」の中に身を置く。

自分を鍛え、深く考え、迷いながらも挑戦し続ける。

そうしてようやく、自分にしか見えない“楽しい道”が見えてくるのです。

それは、「人から頼られる」という喜びかもしれません。

「自分の技術が世の中の役に立っている」と感じられる充実感かも
しれません。

あるいは、「あの人に任せておけば大丈夫」と言ってもらえる信頼の
重みかもしれません。

プロとして生きるとは、「自分は、何に命を使うのか」を真剣に
考えること。

たとえすぐには報われなくても、つらい道を選び続けることで、
誰かの“プラスワン”になれる存在へと変わっていく。

それは、誰にでもできることではありません。
けれど、私たちはその覚悟を持った人と共に歩みたいと願っています。

「楽しいほう」ではなく、「意味のあるほう」へ。
あなたも、そんな道を歩んでみませんか？