東大阪の研究開発現場から生産現場までの「ものづくり」なら【株式会社アリス】試作サンプル、切削加工、精密部品加工、可視化部品製作、透明化処理、現物からの製作、単品OK

  • トップ
  • ニュース
  •  「国譲り」は、戦争の記憶を柔らかく書き換えた物語なのか

 「国譲り」は、戦争の記憶を柔らかく書き換えた物語なのか

2014.07.28

「国を譲りました」。

言葉だけ読むと、穏やかです。

話し合いをして、相手が納得して渡したように聞こえます。

でも本当にそうだったのでしょうか。

神話では、国譲りの交渉に武力を象徴する神々が登場します。

それを考えると、完全に穏やかな話だけだったとは言い切れません。

もしかすると実際には、政治的な圧力、軍事的な威嚇、交渉、婚姻など、さまざまなものが絡んだ勢力交代の記憶があった。

それを後世に「国譲り」という物語へ整えた可能性も考えられます。

なぜそんな物語にしたのでしょう。

「我々は奪った」

より、

「相手から譲られた」

方が、新しい支配の正当性が高くなります。

そして譲った側の神も立派な存在として残せます。

敗者を完全に悪者にしない。

その代わり、新しい秩序を受け入れた存在として物語の中へ置く。

これは非常に巧妙です。

暴力の記憶があったとしても、何世代も経つうちに「合意によって一つになった」という物語へ変わる。

もしそうなら、神話の美しい物語の下に、人間同士のもっと生々しい政治が隠れている可能性があります。

                 一覧へ戻る
アリスの仕事に対する想いを見る オリジナルサンプル制作