小さなテーマが人を前に進める ―(株)アリスの現場で考えるモチベーションのつくり方。
仕事をしていると、誰でもモチベーションが下がる時期があります。
ものづくりの現場でも、難しい課題に直面したり、成果が見えにくかったりすると、前に進む意欲が弱くなることは決して珍しいことではありません。
(株)アリスでは、そのような状況に対して「気持ちを高める言葉」をかけるよりも、テーマを小さく明確にすることを重視しています。
まず、誰が見ても理解できるレベルまで課題を小さく分解します。
そして「ここまで到達する」という明確なゴールを設定します。さらに、そのゴールに到達するまでの時間を決めます。
この三つが揃うと、不思議と道筋が見えてきます。
何をすればよいのか。
どこから手をつけるべきか。
どこに工夫が必要なのか。
抽象的だった仕事が、具体的な行動に変わっていきます。
(株)アリスの現場では、まずその道を歩き始めてもらうことを大切にしています。大きな理想や長期的なビジョンだけでは、人はなかなか動き出せません。しかし、小さなテーマであれば一歩を踏み出すことができます。
そして実際に歩き始めると、さまざまな気づきが生まれます。
作業の工夫に気づくこと。
改善できるポイントを発見すること。
自分なりのやり方を見つけること。
こうした小さな発見の積み重ねが、仕事の面白さを少しずつ取り戻していきます。結果が見え始めると、達成感が生まれ、やりがいも感じられるようになります。そうして自然にモチベーションも高まっていきます。
つまり、モチベーションは最初から高い状態で始めるものではなく、前に進む過程の中で生まれてくるものだと(株)アリスは考えています。
ただし、もう一つ大切な前提があります。
それは、歩き出す意思があるかどうかです。
どれだけ道筋を示しても、どれだけ小さなテーマを設定しても、そもそも歩こうとしない場合には前に進むことはできません。ものづくりの現場では、最終的には自分自身が一歩を踏み出すことが必要になります。
(株)アリスでは、誰でも理解できる小さなテーマをつくり、ゴールと時間を設定し、前に進むための道筋を整えることを大切にしています。その道を歩く中で、現場の経験から学び、気づきを得て、成長していく。
そうした積み重ねの中で、人も技術も少しずつ前に進んでいくと考えています。