切削試作と射出成形試作、どちらを選ぶべきか?
プラスチック部品の開発では、
「試作を切削加工で作るべきか、それとも射出成形で作るべきか」
という判断に悩む場面がよくあります。
それぞれにメリットがあり、用途や数量によって最適な方法は変わります。
重要なのは、開発段階の目的に合わせて選ぶことです。
■切削加工による試作
切削加工は、樹脂ブロックから削り出して部品を作る方法です。
この方法の最大のメリットは、スピードと柔軟性です。
金型が不要なため、設計変更にも素早く対応でき、1個からでも製作が可能です。
開発初期では、形状確認や構造検討、機構チェックなど、
細かな設計変更が頻繁に発生します。
そのためこの段階では、
短納期で製作できる切削試作が非常に有効です。
■射出成形による量産試作
一方で、数量が増えてくる場合や量産を見据えた検証では、
射出成形による試作が有効になるケースがあります。
射出成形では、量産で使用する樹脂材料をそのまま使用できるため、
実際の製品に近い状態で評価することができます。
また、数十個~数百個といった数量になると、
切削加工よりもコスト面で有利になる場合もあります。
量産時と同じ成形方法で作られるため、
収縮や反り、嵌合などの確認にも適しています。
■開発段階によって使い分けることが重要
一般的に開発現場では、
初期開発
→ 切削試作
量産検証
→ 射出成形試作
という流れで使い分けられることが多くあります。
(株)アリスでは、試作数量、用途、評価目的などをお伺いし、
切削加工と射出成形のどちらが適しているかを検討しながらご提案しています。
試作は単に部品を作るだけでなく、
開発を前に進めるための重要なプロセスです。
試作方法でお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。