伝える技術と、伝わる仕組み。現場で磨くコミュニケーションの精度
(株)アリスでは、「伝えること」と「伝わること」は別のものだと考えています。
言葉にしたから伝わったとは限りません。反対に、言葉にしなくても相手が理解し、同じ行動ができていれば、それは本当に伝わったということです。
つまり、伝達とは「発言」ではなく「再現」で判断されるものです。
そのためには、まず相手を理解することが大切になります。
どのような経験を持っているのか。
どのレベルの知識を持っているのか。
どんな思考パターンで物事を理解するのか。
伝える側が自分基準で話すのではなく、相手に合わせて準備をする。
「自分合わせ」から「相手合わせ」へと視点を変えることが、伝達の精度を大きく高めます。
意識が変わると、自然と言葉の選び方も変わります。
同じ内容でも、相手に届く言葉へと変化していきます。
一方で、現場では「使いにくい」と感じる場面もあります。
指示通りに進めない。
否定的な反応が多い。
素直に受け取らない。
そんな違和感を感じた時こそ、感情で判断するのではなく、伝達の方法を見直します。
(株)アリスでは、そのような場合にはティーチングを基本に戻します。
一つひとつの作業を分解し、曖昧さをなくします。
作業の前に見本を見せる。
実際にやってもらう。
同じ作業ができているか確認する。
このシンプルなプロセスを徹底することで、理解のズレをなくしていきます。
感覚ではなく、行動レベルで再現できる状態をつくるのです。
伝えるとは、相手を変えることではありません。
相手が理解できる形にまで、こちらが工夫することです。
その積み重ねが、現場の精度を高め、技術の再現性を生み出します。
(株)アリスは、技術だけでなく「伝える力」もまた、ものづくりの重要な技術だと考えています。