アルミ治具をオススメするケースとは
― 強度・軽さ・耐熱性のバランス ―
治具を検討する際、
「樹脂で足りるのか」「金属にすべきか」で悩まれることは多いと思います。
その中でも、条件が合えば非常に使い勝手が良いのがアルミ治具です。
アルミ治具が適しているのは、
・ある程度の強度や硬度が必要な場合
・治具自体は軽量にしたい場合
・使用環境が100℃を超える高温になる場合
・圧入治具や固定治具として使用する場合
といったケースです。
アルミは、鉄やステンレスと比べて軽量で、材料コストも比較的抑えやすい金属です。
切削加工性が良いため、形状自由度が高く、短納期対応もしやすいという特長があります。
そのため、試作段階の治具から、生産現場で使用する固定治具まで、幅広く採用されています。
また、樹脂治具では耐熱温度を超えてしまうような環境でも使用できる点は、
アルミならではの大きなメリットです。
寸法安定性が求められる場面や、繰り返し使用する治具にも向いています。
一方で、アルミは鉄と比べると腐食しにくい素材ではありますが、
表面はキズが付きやすく、使用環境によっては劣化も進みます。
そこで有効なのが表面処理です。
表面処理としてよく用いられるのがアルマイト処理です。
アルマイト処理を施すことで、表面硬度が向上し、耐摩耗性も高まります。
結果として、治具の寿命を延ばすことができます。
材質としては、A5052やA5056といったアルミ合金が、
切削性・強度・アルマイト適性のバランスが良く、
治具用途では一般的によく使用されています。
治具は「作れるか」よりも、
「どの環境で、どのくらい使うのか」を考えた材料選定が重要です。
樹脂・金属と一括りにしても、用途に特化した材質やグレードは数多く存在します。
「どの材料を使えばいいのか分からない」
そんな時は、用途や使用条件から一緒に考えることが大切です。
迷った際は、ぜひ(株)アリスにご相談ください。