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既存部品を追加工して開発を進めるという選択

2022.11.21

開発現場では、すでに量産されている製品部品を「追加工」して改造し、
次の製品開発へつなげる手法が数多く用いられています。

近年は、製品を一から刷新するフルモデルチェンジよりも、コストや
リスクを抑えたマイナーチェンジが主流になりつつあります。

限られた開発費の中で、いかに早く市場に投入できるかが重要になって
いるためです。

その中で有効なのが、既存部品を活かした試作です。

射出成形で作られた現行モデルの部品に追加工を施し、新モデル用の
プロトタイプとして使用することで、新規に部品を起こすよりも大幅な
コスト削減が可能になります。

さらに、すでに量産実績のある部品をベースにするため、形状や強度、
使用感の検証もスムーズに進められます。

(株)アリスでは、こうした考え方を開発初期から積極的に取り入れ、
既存製品の成形部品を追加工して試作品を製作する案件を数多く
手がけてきました。

無駄なコストをかけず、必要な部分だけを的確に改造する。

それが、開発を前に進める現実的な選択肢のひとつです。

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