ポリカーボネート(PC)やアクリル(PMMA)など透明素材の接着・溶着・溶接について
プラスチック樹脂やアルミなどの金属、ゴムとプラスチック樹脂や金属
などの異質の材料をくっつける方法は様々あります。
まずは接着です。
接着したい物と物の間に接着剤を塗って硬化させる事によりひっつける。
今では接着剤の種類が豊富で、プラスチック樹脂やアルミなどの金属、
ゴムや木など様々な素材を強固に接着する事ができます。
上の画像はアクリル(PMMA)です。
透明な接着剤を使って接着していますが、一体に見えます。
透明素材の接着は気泡や白化に気をつけて行わないと仕上がりがいかにも
接着しましたって感じで見栄えの悪い物になってしまいます。
上の画像に写ってる肌色のプラスチック樹脂ABS(N)も一体加工が出来なかった
ので分割貼り合わせとして接着しています。
ポリカーボネート(PC)は接着すると白化してしまいます。
接着剤には溶剤が含まれているので弱いポリカーボネート(PC)は溶けて
白化してしまいます。
ポリカーボネート(PC)の場合、溶剤に弱いので透明のまま接着する事が
難しいので、溶剤で溶かしてくっつける溶着しています。
コツやノウハウはありますが、溶着も比較的奇麗にくっつけることが出来ます。
アルミや鉄、ステンレスなどは接着や溶着が出来ますが、溶接がもっとも
多いように思います。
接着強度がプラスチック樹脂のように強くはなりにくく、外れてしまいがち。
溶接棒を溶かして接続部に盛る事でしっかりと溶接して外れないようにします。
しっかり肉厚を厚くして強度アップや流体の漏れが発生しないようにできます。
船や機械なども機械的な強度が必要なので溶接して部品を接続していく事が
多くなっています。
もちろんプラスチック樹脂でも溶接は一部ですが使われています。
塩ビやPP、PTFEなどは溶接でないと強度が保てません。
接着や溶接などを行っての部品製作を行っています。