AIに仕事を説明すると、自分の考えも整理される
頭の中では分かっているつもりでも、誰かに説明しようとすると、言葉に詰まることがあります。
何を伝えればよいのか。
どこから説明すればよいのか。
何が重要なのか。
普段は当たり前のように行っている仕事でも、改めて説明するとなると、考えを整理する必要があります。
ChatGPTを使い始めて、興味深いと感じたことの一つが、この「説明する」という作業です。
AIに仕事について相談するときには、何をしたいのか、現在どのような状態なのか、何に困っているのかを伝える必要があります。
例えば、会社のホームページについて考える場合です。
「ホームページをよくしたい」と伝えるだけでは、何を改善するべきなのか分かりません。
見た目を変えたいのか。
必要な情報を探しやすくしたいのか。
お問い合わせをしやすくしたいのか。
会社の仕事内容を正確に伝えたいのか。
目的によって、考えることは変わります。
そのため、AIに相談する前に、自分が何を実現したいのかを整理することになります。
これは、ものづくりの仕事でも同じです。
例えば、お客様から治具の製作について相談があった場合。
単に「使いやすい治具が欲しい」というだけでは、具体的な形状や製作方法を決めることはできません。
現在の作業で何に困っているのか。
どのような部品を固定するのか。
誰が、どのような環境で使用するのか。
どこを改善したいのか。
こうしたことを確認することで、必要な治具の姿が見えてきます。
また、相手に説明している途中で、自分自身が気づいていなかった問題が見つかることもあります。
「なぜ、その方法にしたいのですか」と聞かれることで、改めて理由を考える機会になるからです。
AIとのやり取りでも、似たことが起こります。
自分の考えを文章にし、返ってきた内容を読んでみる。
すると、説明が足りなかったことや、自分の考えがまだ整理できていない部分に気づくことがあります。
もちろん、AIがこちらの意図を正確に理解するとは限りません。
違う内容が返ってくることもあります。
しかし、その違いを見つけることで、自分が本当に伝えたかったことを考え直すきっかけにもなります。
(株)アリスでは、お客様との打ち合わせや協力会社との相談を通じて、さまざまな製作方法を考えています。
仕事を正確に進めるためには、自分の考えを整理し、相手に伝えることが大切です。
AIへの説明も、そのための一つの練習になるのかもしれません。
言葉にすることで、自分の考えが見えてくる。
その経験を、実際の仕事にも活かしていきたいと考えています。