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AIで事務作業が変わっても、人の役割はなくならない

2026.08.01

パソコンやインターネットが普及したことで、事務の仕事は大きく変わりました。

手書きだった書類がデータになり、電卓で行っていた計算も表計算ソフトで処理できるようになりました。

そして今、AIによって、さらに仕事の進め方が変わろうとしています。

文章を作成する。情報を整理する。資料の内容を比較する。必要な項目を一覧にまとめる。

こうした作業は、AIが補助できる分野です。

では、AIが便利になれば、営業事務の仕事は必要なくなるのでしょうか。

私は、そう単純な話ではないと思っています。

例えば、お客様から注文書と図面が届いた場合です。

AIを使って、書類に書かれた情報を整理することは考えられます。

しかし、注文内容に不明な点があった場合、どう対応するのでしょうか。

以前と図面の改訂番号が違う。

注文数量が見積りの条件と異なっている。

お客様の希望納期に間に合うか分からない。

こうした場合、必要なのは情報を整理することだけではありません。

何を確認する必要があるのかを考え、関係する人と相談し、次の仕事につなげることです。

そのためには、製作工程や材料、加工方法についての知識も役立ちます。

最初から詳しい知識を持っている必要はありません。

仕事を経験しながら、少しずつ理解を深めていくことが大切です。

また、AIを使って作成した資料にも、人による確認が必要です。

文章が読みやすくても、数字や条件が間違っている可能性があります。

特に製造業では、品番や材質、数量、寸法などの間違いが、製作上の問題につながることがあります。

便利な技術を利用することと、その結果を正しく判断することは別の仕事です。

(株)アリスでは、樹脂・金属・ゴムなどの加工を通じて、研究開発から生産現場までのものづくりに関わっています。

営業事務も、製造担当者も、協力会社も、それぞれの役割を持って一つの仕事を進めていきます。

AIによって作業時間を減らせるのであれば、その時間を別の仕事に活かすことができます。

お客様からの相談内容を詳しく確認する。

製造担当者と製作条件について話す。

今まで十分に整理できていなかった情報を見直す。

そうした仕事にも時間を使えるようになるかもしれません。

新しい技術を使う目的は、人が何も考えなくてよくなることではありません。

人が考え、判断し、周囲と協力するための時間を増やすこと。

AIの活用も、そんな視点から考えていきたいと思っています。

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