年齢や経験の違いから、新しい発見が生まれる
仕事をしていると、自分とは違う考え方に出会うことがあります。
年齢が違う人。経験してきた仕事が違う人。得意な分野が違う人。
同じものを見ても、気づくことや考えることは人によって異なります。
製造業の仕事でも、そうした違いが役立つ場面があります。
例えば、長年機械加工に携わってきた技術者には、実際の加工経験から身につけた知識があります。
図面を見て、加工が難しい部分を予測する。
材料の性質を考えて、工具や切削条件を選ぶ。
過去の失敗を参考に、問題を防ぐ方法を考える。
そうした経験は、簡単に身につくものではありません。
一方で、新しく仕事を覚える人には、これまでのやり方にとらわれない視点があります。
「どうして、この順番で加工するのですか」
「別の工具ではできないのですか」
そんな質問から、普段は意識していなかった理由を改めて考えることもあります。
経験豊富な人が持っている知識と、新しく学ぶ人の疑問。
その両方が、仕事を見直すきっかけになります。
また、年齢が近いからといって、必ずしも考え方が同じとは限りません。
同じ世代でも、経験してきた環境や得意なことは違います。
大切なのは、年齢や役職だけで相手を判断しないことだと思います。
これは社内だけでなく、お客様や協力会社との関係でも同じです。
(株)アリスは、自社加工と国内協力会社を組み合わせながら、さまざまな製作案件に関わっています。
協力会社には、それぞれ得意な材料や加工方法があります。
自分たちが知らなかった技術を教えてもらうこともあれば、製作上の課題について一緒に考えることもあります。
そのとき、相手の会社規模や役職だけで、意見の価値が決まるわけではありません。
仕事に役立つ知識や考え方であれば、誰からでも学ぶことができます。
もちろん、意見が違うこともあります。
自分がよいと思った方法でも、別の人から見ると問題があるかもしれません。
そんなとき、自分の考えだけを押し通すのではなく、なぜ意見が違うのかを確かめることが大切です。
話を聞き、必要であれば試してみる。
その結果、以前の方法が適していると分かることもあれば、新しい方法が見つかることもあります。
年齢や経験の違いは、必ずしも仕事を進めるうえでの壁ではありません。
違う視点を持っているからこそ、気づけることがあります。
(株)アリスは、経験を大切にしながらも、そこだけに頼らず、新しい知識や考え方を受け止める姿勢を大切にしています。
一人ひとりが持っている経験や知識を活かし、必要なときには周囲と協力する。
そうした人との関わりが、ものづくりの可能性を広げていくと考えています。