自分の考えを伝えることから、仕事が広がっていく
仕事をしていると、「こうした方がよいのではないか」と思うことがあります。
いつもの作業を少し変えてみたい。
確認する順番を見直したい。
道具の置き場所を変えたら使いやすくなりそう。
大きな改善ではなくても、毎日の仕事の中には、さまざまな気づきがあります。
ただ、思いついたことを一人で実行できるとは限りません。
自分には便利でも、次の工程では困ることがあるかもしれません。
作業時間を短縮できても、品質に影響する場合もあります。
だからこそ、自分の考えを周囲に伝え、意見を聞くことが大切になります。
例えば、加工した部品の仕上げ作業を考えてみます。
バリ取りや面取り、表面の確認などは、製品の品質に関わる仕事です。
作業をしている人が、工具の使い方や確認方法について改善案を思いつくこともあるでしょう。
そのとき、「こちらの方法が早いと思います」と伝えるだけでなく、なぜそう考えたのか、品質にはどのような影響があるのかまで共有できれば、周囲も一緒に検討しやすくなります。
経験豊富な人から、別の方法を教えてもらえるかもしれません。
反対に、経験の浅い人が当たり前だと思っていた作業に疑問を持つことで、見直すきっかけが生まれることもあります。
仕事の改善は、役職や経験年数だけで決まるものではないと思います。
毎日その仕事に関わっている人だからこそ、気づけることがあります。
また、自分の考えを伝えることは、大きな声で意見を主張することとは違います。
静かに仕事をする人でも、必要なことを整理し、相手に伝えることはできます。
話すことが得意な人もいれば、じっくり考えてから言葉にする人もいます。
どちらにも、それぞれの良さがあります。
大切なのは、誰が発言したかではなく、どのような内容なのかということです。
(株)アリスの仕事には、同じ作業を繰り返す中で工夫できることもあれば、案件ごとに新しい方法を考える必要があることもあります。
自分の経験だけでは判断できないときには、製造担当者や協力会社、お客様の意見を聞くことも必要です。
そうしたやり取りを通じて、自分では思いつかなかった方法を知ることがあります。
そして、知ったことを次の仕事に活かすことで、自分のできることも少しずつ広がっていきます。
最初から立派な提案ができる必要はありません。
小さな疑問や気づきを大切にし、必要なときには周囲に伝える。
一人の考えが、誰かの経験や知識とつながることで、よりよい仕事の方法が見つかることもあります。
(株)アリスは、そうした一人ひとりの気づきや工夫を、ものづくりの仕事に活かしていきたいと考えています。