「ここだけは触るな」という場所に何が残っているのか
2014.06.16
地域には、ときどき変わった言い伝えがあります。
この石は動かすな。
この木は切るな。
この塚を掘るな。
この山には入るな。
理由は分からない。
でも昔からそう言われている。
こういう禁忌は、ただの迷信なのでしょうか。
もちろん、後世の作り話もあります。
でも、危険な場所を守るために生まれたものもあるでしょう。
崩れやすい崖。
水が湧く場所。
墓。
祭祀場。
地域の境界。
あるいは、過去に何かあった場所。
「危ないから入るな」と言っても、何世代も続けば理由を忘れます。
そこで「祟るから入るな」という形になることもあります。
結果として、その場所だけ開発されずに残る。
禁忌が自然や遺跡を守ってきた例も考えられます。
だから「触るな」という伝承を見ると、その理由を知りたくなります。
恐怖の物語の奥に、土地を守る知恵が残っていることがあります。
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