家族とは、血がつながっている人だけだったのか
2013.09.26
「家族」という言葉を考える時、私たちは血縁をかなり重く考えます。
親子。
兄弟。
祖父母。
同じ血を引く一族。
でも昔の日本では、それだけが家族だったのでしょうか。
私は違ったと思っています。
一緒に暮らす。
一緒に働く。
食べ物を分ける。
子どもを育てる。
祭りをする。
困った時に助ける。
こうした毎日の積み重ねそのものが、人と人を家族に近い関係へしていた。
血がつながっていても、遠く離れて暮らせば生活は別になる。
逆に、血がつながっていなくても、毎日一緒に働き、食べ、助け合っていれば、その人は暮らしの仲間になる。
昔の人にとって大切だったのは、
誰の血を引いているかより、誰と生きているか。
だったのではないでしょうか。
だから養子もあった。
里子もあった。
血のつながらない子どもを育てることもあった。
家を守るためという面もありましたが、そのもっと古いところには、
「一緒に暮らせば家族になる」
という感覚があったのではないか。
私はそう考えています。
家族を血だけで決めない。
これも、日本人が長く持ってきたおおらかさの一つだったと思います。
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