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レオナルド・ダ・ヴィンチさま|完成しなくても、考えることは無駄にならない

2013.05.01

レオナルド・ダ・ヴィンチというと、「万能の天才」という言葉がついてきます。

何でもできた人。

何でも分かった人。

そんなイメージがあります。

でも実際に残された仕事を見ていくと、少し違います。

完成しなかった作品。

実現しなかった機械。

途中で止まった研究。

間違っていた考え。

かなりあります。

それでもダ・ヴィンチは考え続けました。

私は、そこが面白いと思います。

空を飛びたかった

ダ・ヴィンチは鳥を観察し、人間が空を飛ぶ方法を考えました。

翼を動かす装置。

滑空するための翼。

空中スクリューと呼ばれる装置。

いろいろな飛行機械を描いています。

でも、ダ・ヴィンチが現代の飛行機を完成させたわけではありません。

実際に人間を自由に飛ばすところまでは到達しませんでした。

では、その研究は失敗だったのでしょうか。

私はそうは思いません。

鳥を見る。

翼を見る。

空気を考える。

重さを考える。

人間の筋力を考える。

「飛ぶ」という一つの目的を考えるために、いろいろな問題にぶつかっています。

完成しなかったからこそ、分かったこともあったはずです。

できない理由も発見になる

ものづくりをしていると、

「できなかった」

という結果があります。

加工できなかった。

精度が出なかった。

割れた。

変形した。

思ったように動かなかった。

結果だけを見れば失敗です。

でも、

なぜできなかったのか。

どこまではできたのか。

何が足りなかったのか。

そこまで考えると、失敗はただの失敗ではなくなります。

次に同じ問題が出たときの判断材料になります。

完成だけを成果にすると

仕事では完成が必要です。

納期もあります。

製品なら使えるものをつくらなければ意味がありません。

だから完成を目指すのは当然です。

でも、すべての学びまで「完成したかどうか」だけで判断すると、捨ててしまうものが多すぎる気がします。

試して駄目だった方法。

途中までうまくいった方法。

考えたけれど採用しなかった案。

昔つくった試作品。

そのときは使えなかった知識。

それらが、別の仕事で突然役に立つことがあります。

ダ・ヴィンチの手稿には途中が残っている

ダ・ヴィンチが面白いのは、完成品だけではありません。

むしろ大量に残された手稿には、

考えている途中。

迷っている途中。

観察している途中。

まだ答えが出ていない途中。

そんなものがたくさん残っています。

だから私たちは500年以上あとになっても、ダ・ヴィンチが何を考えていたのかを追いかけることができます。

完成した答えだけではなく、

考えた跡そのものが残っている。

これはすごいことだと思います。

途中は、失敗ではない

何かを始めると、すぐ成果を求めたくなります。

役に立ったか。

売れたか。

完成したか。

成功したか。

もちろん大

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