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徐福さま|エンジニアの元祖ではないか?②

2013.04.25

徐福さまの話を親友としていると、どうしても引っかかることがあります。

不老不死の薬を探しに行った。

そこまでは分かります。

でも、その旅に五穀の種を持っていって、たくさんの技術を持った人まで連れていった。

「これ、薬探しのメンバーじゃないよな?」

と親友が言いました。

たしかに。(笑)

私もそう思います。

農業をするなら、道具がいる。

魚を獲るなら、道具がいる。

木を切るなら、道具がいる。

何かを加工するなら、やっぱり道具がいる。

つまり、新しい土地で暮らすなら、その土地に合わせて「使えるもの」をつくらなければならない。

私は、ここに徐福さまの集団の面白さがあると思っています。

知識だけを持って行ったのではない。

知識を、道具や仕組みに変える人たちがいたのではないか。

これって、ものすごくエンジニアっぽくないですか。

農業に必要なら、農業の道具を考える。

魚を獲るなら、もっと獲りやすい方法を考える。

木を加工するなら、そのための道具をつくる。

生活に必要なら、必要なものを考えて形にする。

「こうしたい」

だけでは終わらない。

「じゃあ、どうすればできる?」

と考える。

私は、ここがエンジニアの原点のように感じます。

親友に、

「徐福さまって、仙人よりエンジニアの方が似合ってない?」

と言ったら、

「名前変えようか。エンジニア徐福」

と笑っていました。

でも、意外と本質を突いている気がします。

未来を想像する人がいて、それを現実の道具にする人がいる。

そして、その道具を使って暮らしが変わる。

それを繰り返していけば、土地そのものが変わっていく。

弥生時代に入って、農耕や金属器など新しい技術が広がった日本を考えても、技術というのは「誰かが持ってきた」で終わりではありません。

その土地で使える形にして、改良して、次の人へ渡していく。

結局、技術は人の手の中で育つものです。

ここから少し、会社の広報をさせてください。

(株)アリスの仕事も、考え方は少し似ています。

お客様から、

「こういうものが欲しい」

と相談される。

でも、最初から答えがあるとは限りません。

だったら、どうするか。

材料を変えてみる。

形を変えてみる。

加工方法を変えてみる。

治具をつくってみる。

必要なら、社外の技術も借りる。

「こうしたい」を「実際に使えるもの」に変えていく。

私は、ものづくりの面白さって、ここにあると思っています。

徐福さまの話を調べていて、

「未来をつくる人は、未来を語るだけじゃなく、道具をつくるんだな」

そう思いました。

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